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クマ被害の切り札になるか AIで100メートル先を検知する新対策機器(2/2 ページ)
全国各地でクマが出没し、人的被害も続発するなか、害獣対策事業を行う専門業者の防除研究所が独自に開発した「クマ対策機器」が話題となっている。
発売以後、自治体職員や林業従事者、施設管理者らを中心に利用が始まった。クマの出没情報が相次ぐ地域では本格的な効果検証も進む。
奈良県十津川村は6月、「イカズチ」の試験導入を始めた。総面積約672平方キロを有する日本最大の村で、大部分を山林が占める。クマ出没情報共有サービス「クママップ」によると、村周辺のクマ出没情報は2025年度だけで累計24件。26年度はすでに6件(今月3日現在)が確認されている。村で地域活動を行う民生委員から防除研究所が相談を受け、機器は導入された。
全国でも出没事例が多い秋田、福島、岐阜の各県では前出の「ベアラート」の実地検証が始まった。今後、岩手、宮城、新潟の3県でも検証が実施されるという。
十津川村で運用され始めた「イカズチ」は、山林周辺地域での高齢者宅への見守り訪問などを中心に活用されている。防除研究所によると、「利用者から『山へ入る際の安心感につながっている』との声が寄せられ、地域関係者からも、安全対策の選択肢の一つとして期待されている」という。
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