理系学生はなぜメーカー志向? 人気企業ランキングで見えた企業選びの変化(1/2 ページ)
理系学生の就活人気企業ランキングで、メーカー企業の存在感が高まっていることが分かった。学生は企業ブランドだけでなく、自らの専門性を生かせる仕事内容やキャリアを重視する傾向が鮮明に。一方で……。
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就活支援サービスを運営するワンキャリア(東京都渋谷区)は、2028年卒業予定の理系学生を対象にした「就活人気企業ランキング【理系編】(28卒春期速報)」を発表した。ランキングからは、大手メーカーへの支持が目立つ一方で、商社やコンサルティング、金融、ITサービスなどの企業は、相対的に存在感を弱める傾向が見えてきた。
同ランキングは、就活支援サービス「ワンキャリア」の企業ページで学生が登録した「お気に入り」数を集計したもの。2028年3月卒業見込みの理系大学3年生と大学院1年生、計1万5143人を対象に調査した。
ランキングの1位は「野村総合研究所」(昨年同期2位)、2位は「サントリーホールディングス」(同12位)、3位「サイバーエージェント」(同14位)、4位「富士フイルム」(同5位)、5位「NTT DATA」(同3位)という結果に。
今回のランキングで目立ったのは、メーカーを中心としたモノづくり企業の強さだ。キリンホールディングス(32位→6位)、旭化成(35位→23位)、ロッテ(47位→27位)、三菱電機(48位→43位)、三菱重工業(58位→44位)などが順位を伸ばし、理系学生の支持を集めた。
ワンキャリアのマーケティング部マネージャー・東諒太朗氏は、その背景について「上位は、大手ならではの安定した事業基盤を持ちながら、理系学生が自分の専門性を生かして働くイメージを持ちやすい企業が多い」と分析する。
理系学生は企業の知名度だけでなく、「自分の研究や専攻をどの事業や職種で生かせるか」「入社後にどのような専門性を磨けるか」を重視する傾向があるという。メーカーは製品や技術、研究開発、生産、社会実装とのつながりが見えやすく、入社後のキャリアを具体的に描きやすいことも人気の背景にありそうだ。
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