ニュース
その「日本茶」本当に国産? GI登録開始も、原料原産地表示制度には依然潜む抜け穴(1/2 ページ)
農林水産省は10日、日本茶を国が地域ブランドとして保護する「地理的表示(GI)」に登録したと発表した。
農林水産省は10日、日本茶を国が地域ブランドとして保護する「地理的表示(GI)」に登録したと発表した。日本茶全体のブランド価値向上や海外産との差別化、模倣品対策の強化が狙いだ。一方で、加工食品の原産地表示を定めた現行の原料原産地表示制度では、海外産の茶エキスなどを含んでいても必ずしも表示義務はないため、消費者に「国産」の印象を与えるケースがあり、茶業界からは表示制度の改善を求める声が上がっている。
「他国産との差別化や模倣品対策の強化」
日本茶を巡っては、中国で「宇治」を含む商標が現地企業に登録されるなど、ブランド保護が課題となっていた。
しかし今回のGI登録により、国内で栽培・加工された日本茶にはGIマークの表示が認められ、消費者は国産品を識別しやすくなる。
山下雄平農林水産副大臣は10日のGI登録授与式で「日本茶全体としてブランド力を訴求でき、他国産との差別化や模倣品対策の強化につながる」と期待を示した。
copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
