AIを「積極活用」する中小企業は3割にとどまる 「AI必要ない」と考えている職種は?(2/2 ページ)
ラクスルは、中小企業でのAIの活用実態に関する調査を発表した。意外にも「AIを必要ない」と考えている層には意思決定層や部署が多いことが分かった。
経営層がAIを使わない中小企業の85.7%が「方針も体制もなし」
自分の業務にどこまでAIを組み込めるか把握できているかを尋ねると、「把握できていない」が57.3%に上り、業務での具体的な運用イメージを描けていない人が多数派だった。
会社としてのAI活用の方針や推進体制を聞いたところ、「特に方針はないが各自で活用している」(33.0%)が最も多く、次いで「方針も推進体制もない」(29.7%)、「方針はあるが推進体制は整っていない」(29.0%)と続いた。「明確な方針と推進体制がある」は8.3%にとどまった。
代表・役員がAIを「積極的に活用している」企業では、「方針も推進体制もない」は4.0%にとどまったが、代表・役員が「全く使っていない」企業では85.7%に達した。方針・体制の有無は、経営層のAI活用状況と連動していることが分かった。
方針も推進体制もないと回答した企業に、世間や同業他社と比べた自社のAI活用の進み具合を尋ねたところ、「遅れている」(50.6%)が半数を超え、「分からない」も30.3%に上った。
AIを業務フロー改善や自動化のレベルまで使いこなせている人が社内にいると思うか調査した。その結果、「いない」と回答した割合は年商3000万円未満の企業で55.4%に上り、年商1億円以上の企業(33.3%)を大きく上回った。年商規模が小さい企業ほど、AI活用を支える人材や推進体制の整備が十分に進んでいない実態がうかがえた。
調査は、従業員数2〜100人の中小企業の経営者・従業員300人を対象に実施した。期間は5月29日〜6月1日。
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