メルカリには「明らかにおかしい出品」も……くら寿司「ちいかわコラボ」から学ぶべき人気IPコラボの“リスク”(1/3 ページ)
くら寿司の「ちいかわコラボ」が早期に中止へと追い込まれた。従業員による不正疑惑が立ち上がり、SNSも巻き込んだ大騒動に発展してしまった。あらためて本件を振り返る。
著者プロフィール
山口伸
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 X:@shin_yamaguchi_
くら寿司は9月5日、従業員による不正を調査していた「ちいかわ」とのコラボキャンペーンを中止すると発表した。
同キャンペーンでは8月21日から9月30日まで、段階的に異なる景品をプレゼントする予定だった。従業員による不正行為が判明したため、6日以降の実施を取りやめた形だ。メルカリで景品の出品が大量にあり、横領した従業員によるものと推察されている。
同様の事件は7月にもセブン-イレブンで起きたばかりだ。人気キャラの商品を発売日の前に従業員が確保し、不正転売していた。人気IPとのコラボは消費者を集めやすい半面、高額で転売できるものが多い。不正行為を目論む従業員に付け入る隙を与えている。
人気キャラ商品の販売で相次ぐ「店舗の不正」
セブン-イレブンは7月、全国の加盟店に警告文を出した。
人気キャラクター商品に関して、告知した日時前の販売や一部客への優先販売、店舗関係者による買い占めや転売などが起きていたという。SNSや消費者からの指摘により判明した。これを受けて、販売開始時間の順守やロット売りの禁止などのルールを設けた。オーナーが不正に関わったケースもあり、フランチャイズ契約を解除した店舗もあるとしている。
具体的な商品名は公表していないが、さまざまな商品で散発的に発生していたとみられる。2026年1月には、X上でメルカリのスクリーンショットが拡散した。あるカードゲームのパックに関する写真で、通常価格を大きく上回る6万4000円で出品している様子を写したものだ。
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