連載
弁当屋や銭湯がじわじわ消えている。でも、それだけで「日本の衰退」とは言えないワケ:スピン経済の歩き方(2/6 ページ)
「弁当店が消える」「銭湯がなくなる」と聞けば、寂しい気持ちになるだろう。だが実は、こうした現象は日本経済にとって悪い話ばかりではない。なぜかというと……。
なぜ弁当店の減少は「悪い話ばかりではない」のか
弁当店は確かに減っている。東京商工リサーチの倒産件数のグラフを見ると、近年は2022年から2023年にかけて大きく増え、2024年にいったん落ち着いたものの、2025年からまた増加傾向にある。
2026年は関東の倒産が突出していて、東京・靖国神社近くで人気を集めていた弁当店「海苔弁いちのや」、東京の門前仲町で地元民に愛された「深川太郎」が倒産した。
ただ、このように「消えゆくお弁当屋さん」が増える一方で、まるで入れ替わるように、「新しい時代のお弁当屋さん」も続々と生まれていることを忘れてはいけない。
その代表格が「キッチンカー」である。
- 飲食店の多くは苦戦しているのに、なぜキッチンカーは“右肩上がり”なのか(ITmedia ビジネスオンライン 2021年2月3日)
ランチの選択肢が少ないオフィス街や、シャッター通りとなった商店街の空きスペースなどに出店するキッチンカーの中には、昼休みに行列のできるような人気店もある。
そんなキッチンカーが、「街のお弁当屋さん」に代わって存在感を高めている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
またまた炎上した。丸亀製麺が讃岐うどんの本場・丸亀市と全く関係がないことである。このネタは何度も繰り返しているが、運営元のトリドールホールディングスはどのように考えているのだろうか。筆者の窪田氏は「讃岐うどんの看板を下ろしたほうがいい」という。なぜなら……。
富士そば「外国人観光客お断り」は悪なのか 立ち食いそば騒動が問いかけた現実
庶民の味方である立ち食いそばに、外国人観光客が押し寄せる現象が起きている。外国人観光客お断りを示す店舗もあるが、「そば」が本当の意味でも世界に愛される日本食になるためにできることとは。
衰退するシャープは「日本そのもの」か “世界の亀山モデル”が失敗パターンにハマった理由
シャープが、テレビ向け大型液晶パネルの生産を2024年9月末で終了すると発表した。同社はまるで「世界の変化に対応できず」衰退していく「日本そのもの」のようだ。なぜかというと……。
セブンはなぜ苦戦するのか コンビニ王者を支えた「勝ちパターン」が曲がり角
コンビニの「王者セブン」は、なぜ苦戦しているのか。コンビニ大手各社や外食大手のゼンショーHDが展開する“謎コンビニ” の狙いを調べてみると……。
バーガーキングがまたやらかした なぜマクドナルドを“イジる”のか
バーガーキングがまたやらからしている。広告を使って、マクドナルドをイジっているのだ。過去をさかのぼると、バーガーキングは絶対王者マックを何度もイジっているわけだが、なぜこのような行動をとるのか。海外に目を向けても同じようなことをしていて……。
