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建設業界の「見て覚えろ」が限界に 若手を育てる「仕組み」とデジタル(5/5 ページ)

建設業界の人手不足が深刻化する中で、若手の人材育成の方法が変わり始めた。

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産経新聞
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立命館大・守屋貴司教授(経営学)「企業の枠を超えた育成システム構築を」

 建設業界は介護、観光と並んで労働力不足が顕在化している業界だ。現場で厳しい作業が求められ、若者が進んで選ぶ職場環境になっていない。

 工事現場では現場監督と協力会社(下請け)の技能者が緊密に協力する必要があるほか、近隣住民との関係を円滑に運ぶことも必要。最近の若者は濃厚な人間関係を敬遠する傾向があり、ますます建設になじみにくくなっている。

 こうした中で今後の人材育成は「見て覚える育成」から「データと仕組みで育てる育成」に転換せざるを得ない。中核になるのがCCUSなどによる技能と処遇の「見える化」だ。また、ICT建機の活用、データ連携などのデジタルスキルも標準装備になる。

 こうした方向の人材育成を、中小企業が単独で抱える込むのは限界がある。業界団体や民間の養成講座など、企業の枠を超えた育成エコシステムを構築すべきだ。

 ただし、現場の状況判断や調整力といった技能の核心部分は人と人の間でしか伝わらないこと、AIを安全に使いこなす人材育成が前提条件になることも付言しておきたい。(聞き手 牛島要平)

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