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西武渋谷店、58年の歴史に幕 「小売りの王様」百貨店はなぜ衰退したのか(1/3 ページ)

百貨店大手そごう・西武の西武渋谷店は30日に最終営業日を迎え、58年の歴史に幕を下ろす。

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産経新聞

 百貨店大手そごう・西武の西武渋谷店(東京都渋谷区)は30日に最終営業日を迎え、58年の歴史に幕を下ろす。百貨店の閉店は今年6店舗目になる。かつては「小売りの王様」と呼ばれたこの業界も、バブル崩壊や電子商取引(EC)の普及で、地方を中心に凋落(ちょうらく)傾向に歯止めがかからない。構造不況からの脱却に向けた道筋をどう描くかが問われている。

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30日の閉店をカウントダウンボードで示す=9月29日午前、東京都渋谷区の西武渋谷店(柳原一哉撮影)

テナント集めに苦労

 そごう・西武は渋谷店について、土地・建物の所有者と交渉を進めてきたが賃貸借契約で合意できず、「A館」「B館」「パーキング館」の閉店を余儀なくされた。雑貨店が入る「ロフト館」「モヴィーダ館」は営業を続けるが、「西武渋谷店」の看板は下ろす。勤務する社員約230人は配置転換する。

 1968年に開業した渋谷店は故堤清二氏が率いたセゾングループを象徴する拠点。気鋭のデザイナーによる「DCブランド」ブームの聖地として、70〜80年代に人気を博した。

 しかし、近年は周辺の商業施設との競争激化に加え、消費者の嗜好(しこう)の変化を捉え切れず営業不振に陥った。土地・建物権利者との間で長期の契約更新ができず、テナント誘致に苦労した。売上高はピークだった90年度の約967億円から、2025年度にはその約4割の約400億円にまで減少した。

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