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なぜ今「G-SHOCK」が若者に売れるのか 新製品を減らして定番を売る理由:カシオの戦略転換(5/5 ページ)
カシオ計算機の「G-SHOCK」が若者に再び支持されている。販売戦略や販売施策について、担当者に聞いた。
定番を守りながら、顧客の想像を超える商品を
今後のG-SHOCKについて、高橋氏が重視するのは、長く受け継いできた価値と、新しい驚きの両立だ。
「昔からの良さをしっかり顧客に伝えていくことはもちろん重要。そのうえで『こう来たか』と思ってもらえるものをつくる。レガシーと新しい驚きを、顧客に届けていきたい」
その一例として挙げるのが、2026年10月22日に発表した、針表示に特化したG-SHOCKの新モデルだ。顧客の動向を踏まえ、視認性やデザイン性など、これまでとは異なる切り口から商品を提案する。
さらに同社は、最上位ブランド「MR-G」などを通じて、素材や技術にこだわった高価格帯の商品にも取り組む。2026年には、サファイア素材を取り入れた世界限定20本のモデルも展開。1000万円を超える高価格帯からエントリーラインまで、異なる顧客のこだわりに応える商品をそろえようとしている。
新製品の数を追うのではなく、定番の魅力を掘り下げ、そこから新しい商品や顧客との接点を生み出すことで、新たな価値を生み出し続けているG-SHOCK。今後の展開にも注目したい。
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