松屋、237万件超の個人情報が漏えい 「氏名」「電話番号」「住所」など流出、公式アプリへの不正アクセスで
松屋フーズホールディングスの公式アプリへの不正アクセスにより、会員情報2000件と、ネット注文サービスなどの利用客の情報237万7127件が漏えいした。
松屋フーズホールディングス(以下、松屋)は10月30日、松屋公式アプリへの不正アクセスがあり、会員情報などが漏えいしたと発表した。漏えいしたのは、アプリ会員の情報2000件と、ネット注文サービスなどを利用した顧客の情報237万7127件。利用客の氏名や電話番号、住所などが流出した。
アプリ会員については「会員ID」「都道府県」「氏名」「電話番号」「生年月日」「メールアドレス」「暗号化されたパスワード」「松屋ポイント」が漏えいした。現時点で流出を確認しているのは2000件だが、最大で3000件に上る可能性があるという。
また「松弁ネット」「モバイルオーダー」「松弁デリバリー」の利用客については「会員ID」「お届け先住所」「氏名」「電話番号」「松屋ポイント」が、237万7127件流出した。
クレジットカード情報は、松屋では保持していないため、漏えいしていない。第三者による不正アクセスがあったことは確認しているものの、原因や経緯などは調査中だ。情報が漏えいした利用客には順次連絡する。不審なメールやSMS、電話などに注意するよう呼び掛けている。
現在、松屋公式アプリは利用できない状態となっている。アプリ会員には、利用停止期間中の補償を予定しているという。同社は10月30日、公式Xで「40%オフクーポン」を配布した。投稿では「アプリサービスが使用できないお詫びの気持ちと日頃からXをフォローしていただいているお客様にも感謝を込めて」と説明している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
JAL、9万件超の予約情報が漏えいか 一部は「氏名」「パスポート番号」「電話番号」も 海外委託先に不正アクセス
日本航空の予約情報約9万2000件が外部から参照された形跡があることが分かった。一部にはパスポート番号や電話番号、メールアドレスなども含まれる。
「顧客アプリ」は格好の餌食に 相次ぐ不正アクセス、自社を守る手立ては?
企業を狙った不正アクセスなどによる情報漏洩が後を絶たない。攻撃者がAIを使っていた例も明らかになったほか、顧客向けアプリが攻撃の入り口になっていることも分かった。今回は一連の不正アクセス事例を基に、守る側は何から手をつけるべきかを整理する。
バーガー買うのに、個人情報は必要か? “メガ漏えい”で露呈した「データ持ち過ぎ」問題、先進企業の対策は
公式アプリに登録した個人情報の漏えいが相次いでいる。そもそも、こんなにデータを保持する必要があるのか。先進企業が取り組む「持たない対策」に迫る。
【一体何が?】21日夜に「緊急メンテナンス」続々 業務ツール、ソシャゲ、通販、自治体Webサイトなど
10月21日夜に「緊急メンテナンス」の実施を発表する企業が相次いでいる。対象サービスは、業種業界を問わない。いったい何が起きているのか。
旭化成・元社員「情報漏えい」で逮捕 「PC返却」で安心する企業が陥る“時間差流出”の罠
旭化成の元社員が営業秘密を漏えいしたとして、不正競争防止法違反の疑いで愛知県警に逮捕された事件。会社は「辞める人」の何を確認すべきなのか。そして、機密漏えいが起きてしまったとき、会社は何を語るべきなのか。

