「ケータイ×ファッション」という風潮――「PANTONEケータイ」から自分に合う色を学ぶ:+D Style News(2/2 ページ)
1機種20色展開の“PANTONEケータイ”812SH。このコンセプトである「色とファッション」をテーマとしたイベントが、女性ブロガーを対象に行われた。最も自分に似合う色のケータイはどれなのか。PANTONEケータイの開発秘話も。
一番自分に似合う色とは
次に高野氏から「色が持つ印象力」についての講義が行われた。「ケータイは、同じトーンのカラーバリエーションというのが普通です。812SHの画期的なところは、はっきりした緑と、パステルカラーの緑の2色を用意し、色のトーンの違いに挑戦した点でしょう。これによってみなさんに似合う色、みなさんを元気にする色、そんな色を選び取ることができるのです」とPANTONEケータイの特徴を説明。
パーソナルカラーとは、自分に似合う色のこと。つまり自分の肌、自分の身体にもっている皮膚と同じトーンの色のことだ説明する高野氏。「これを使うことでみなさんが一番きれいに見えて、さらに心を落ち着かせることができます」(高野氏)。
では似合う色はどうやって決めるのか。会場では、高野氏による参加者のパーソナルカラー診断が行われた。大きく4つに分けて春夏秋冬の色、季節の名前になぞらえて、色をジャンル分けをする。今回は4つの設問が出され、いくつ当てはまるかを数えた。
春
- 原色が似合う
- 地毛は茶色に近い
- ノーメイクでもコンビニくらいは行ってしまう
- 大勢で騒ぐのが好き
夏
- 肌が透き通るように白く、弱い
- 日焼けをすると、黒くならず肌が痛む
- シルバー色の華奢なアクセサリーが似合う
- 書類のファイリングなど細かい作業が得意な方だ
秋
- 日を浴びるとすぐ日焼けをする
- 赤面すると首や耳まで赤くなる
- ゴールドのアクセサリーや皮小物が似合う
- どちらかというとエネルギッシュなリーダータイプだ
冬
- 黒が似合うと言われ、原色は落ち着かない
- 地毛は黒い
- 緊張しても肌はあまり変わらず、肌は陶器のように白い
- どちらかというとひとりで何かに没頭するのが好きだ
春ははっきりした色で、元気さ快活さ表している。夏はピントカラーと呼ばれる絵の具に白を混ぜたような(パステルカラー)。秋はアースカラーといってにごりみのある、渋い色。身に付けることで肌色が整う色(茶色など)のことをいう。冬に当てはまる人は黒と白とてもステキに着ることができるものとのこと。
色にはそれぞれメッセージがあると高橋氏。そして顔のそばに置くケータイの色の合う合わないは重要になると語る。「色の印象を中に取り込むと、それがその人のキャッチになったりします。例えば赤なら男勝りな感じでしょうか。ピンクは甘い、柔らかい印象となります」(高野氏)。実際に色の実験例が紹介。ピンクの紙を使ったラブレターは、恋愛成就になる確率が高くなるとのこと。逆に青は事務連絡のように感じられてしまう。黄色は子どもが好きな色。だから人気のキャラクターなどによく使用される。そして緑は心をニュートラルにする色だという。「色は印象をつくるだけではなく心を助けるものなのです」と高野氏。会場でも実際に自分に合ったケータイを選ぶことになった。
カラーチップでベストケータイを選ぶ
高野氏は「自分の座ったテーブルにある5端末の中から選ぶとよりいい。洋服を選ぶ感じでかまわない」とアドバイスする。また「色は脳への刺激です。脳を活性化する働きがある。性格、気質に大きく影響されるが、それとともに気分によっても色の好みは変わってきます」と説明。高野氏は「ケータイの色でみなさんの気持ちを補完できるのではないか」ともコメントした。
最後に春、夏、秋、冬のテーブルでチームとなり、カラーコーディネート対決を実施。1つのテーマが与えられ、テーマからイメージする組み合わせを検討。チームからモデルをひとり決め、ファションアイテムとケータイを使ったコーディネートを発表する。始め緊張していた参加者も、チームでファッションを競うとあって、話もふくらみ盛り上がり始める。さらに最後のテーマの勝利チームには、賞品として東京ガールズコレクションのチケットを、チーム全員にプレゼントされることになり、さらに力が入っていった。
朝やる気になる色の組み合わせ
夜寝る前にリラックスできる組み合わせ
総評(高野氏):寝る前なので、やはり抑え目の色を使うのがおすすめ。そのため夏の色が有利でした。またグリーンは目の疲れをとってくれる。マフラーをねじっていたりと工夫も評価
アウトドアに出掛ける日、楽しい気持ちになる色合わせ
女性にとって、デザインと色はどちらも欠かせない要素。ひとつだけでは物足りなさを感じるのではないだろうか。今回のイベントは、人の印象と色との密接な関係を提案。ケータイはすでに、ファッションの一部となっているということを感じた。
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