インディ・ジョーンズ“初”来日 ハリソン、ルーカスら会見:+D Style News
映画「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」の記者会見に、主演のハリソン・フォード、製作総指揮のジョージ・ルーカスらが登場。“インディ・ジョーンズ”としてハリソンが来日するのは初めて。
ハリソン・フォードが“インディ・ジョーンズ”としてついに初来日を果たした。
人気映画シリーズの4作目「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」の来日記者会見が6月4日、東京都内にて行われ、主演のハリソン・フォード、原案/ストーリー/製作総指揮を務めるジョージ・ルーカス、カレン・アレン、プロデューサーのフランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディが登壇した。
総興行収入が4億8400万ドルを突破し、シリーズ最大のヒットを飛ばしている本作。前作「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」から実に19年ぶりの新作となるが、なぜこんなに時間がかかってしまったのだろうか? ルーカスは「脚本に納得がいかなければ、新作を作るつもりはなかった。スティーブン(・スピルバーグ)、ハリソン、僕の3人とも脚本に携わったけど、特にスティーブンは何度もNGを出したよ。彼は監督だから仕方がないけどね」と語った。
カレンは、シリーズ1作目「レイダース/失われたアーク<聖櫃>」(1981年)以来の再登板。「マリオンというキャラクターに恋に落ちたので、再び演じられて光栄です」とコメント。にしても、1作目と変わらぬ美しさ、うらやましい限り
世代を超えて愛され続けるインディの魅力について、ハリソンは「彼はユーモアのセンスが抜群で、困難に立ち向かうチャレンジ精神にも溢れている。これまでいろんな作品に恵まれ、それぞれが宝物のような存在だけど、インディシリーズのように観客を楽しませることをスピリットにしたシリーズはなかったよ」とコメント。
一方、ルーカスは、インディの格好で現場に現れたハリソンを見て、「そこにいる全員が魔法にかかったような瞬間だったよ。これは『スター・ウォーズ』でもなかった感覚」と、同シリーズへの思い入れの深さをうかがわせた。
前3作の舞台は1930年代だったが、今回は1950年代に変更されている。このことについて、ルーカスは「インディは明らかに年をとっているから、1930年代が舞台というのはオカシイだろ? 1950年代は、僕がリアルタイムで感じた時代だから気に入っているよ。クリスタル・スカル(水晶のドクロ)を題材にしたのは、この神話が1950年代に初めて公表され、話題になったから」と明かした。
お気に入りのシーンについて、ハリソンは「インディと、カレンが演じた元恋人マリオンとの再会のシーン。ユーモアたっぷりで、感情的なリアリティーも生まれているから」とコメント。ルーカスは「インディお馴染みのチェイスシーンやパンチ・ファイトもいいけど、最初の倉庫のシーンかな。今まで収集した宝物が全部格納されているんだ」と語る。
エンディングでは次の冒険を期待させるシーンも見られ、早くも注目が集まっている。次の冒険について「徳川埋蔵金を題材に、5作目の撮影は日本でどうか?」との質問も飛び出した。
ルーカスは「考えてみましょう。現在プランは何もなく、アイデアをまとめるまでに時間がかかる。いいプランがあれば、続編の可能性もある」とコメント、またハリソンも「日本での撮影が実現したら嬉しいね。ただ、今は4作目が終わったばかりだから、次のことを考えるのはもう少し先だね」と、リップサービスでも嬉しい言葉が返ってきた。
娘の卒業式が翌日に控えているということで、残念ながらスティーブン・スピルバーグ監督は欠席。5作目では、スピルバーグ、ルーカス、ハリソン、“ビッグ3”そろっての来日を、ぜひとも期待したい。
「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」は6月14日、15日に先行公開され、21日より日劇1ほか全国超拡大ロードショー。
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