日本の大人「頑張れよ」 ロバート・ダウニーJr.来日:+D Style News
映画「アイアンマン」のPRで、ロバート・ダウニーJr.さんが15年ぶりの来日。冒頭からちゃめっ気タップリの質疑応答で会場を沸かせながら、続編についても語るなど、映画をアピールした。
9月27日より公開される映画「アイアンマン」の記者会見が3日、東京都内で行われ、主演のロバート・ダウニーJr.さんが登場した。
15年ぶりの来日となるダウニーさんだが、日本の印象を聞かれ「前と変わらないね」とコメントするなど、性格からかサービス精神からか歯に衣着せぬ発言で会場を沸かせ、始終笑いが絶えない会見となった。
「アイアンマン」はアメリカンコミックを原作とし、全米興行収入3億ドル突破というヒットを記録したアクションヒーロー映画。その人気は米国だけに留まらず世界中でヒットを飛ばしているが、ダウニーさんは「成功するのは、各部門の人間が本当にいい仕事をして、それがすべてうまくいった証だと思う。野球と同じだね。あと今回ヒットした大きな理由は、女性にウケたってこと。『セックス・アンド・ザ・シティ』の方には男性が行っているみたいだけど……女性に引っ張られてね(笑)」と話す。さらに「男性がこの映画に惹かれるのは、クモに噛まれたわけでもなく、超常的な力でもなく、テクノロジーによってヒーローになるってところじゃないかな」と、作品の魅力を語った。
ダウニーさんは続編への出演も予定されているなど、今後の活躍に注目が集まっている。そんな状況についてダウニーさんは「最高だね。でも25年もキャリアを重ねてきたんだし、1度はそういうことがあってもいいんじゃない?」とコメント。また、“俳優として何か心境の変化があったのか?”と聞かれると、「ここ5年ぐらいで、すごく自分が集中してきているのを感じる。頭がスマートになっているようだね。まあ、25年に1回だけど」とオチを付けて会場の笑いを誘った。
会見中には続編の内容についても質問が及んだ。具体的なストーリーについては語られなかったが、「アイアンマンとして人々に正体を明かすのと、実際に人々に認められるのとは違いがある。パート2では、スーツの下にいる人間の部分を深く掘り下げて、どうやって人々に認められるアイアンマンになっていくかを描くよ」と、主人公の内面をテーマに盛り込んだ展開になることを明かした。また、“原作コミックで映画化したいエピソードはあるか”と聞かれると「スーツが遺伝子情報として組み込まれていて、一瞬で変身するという話があるんだけど、そこはかっこいいからぜひ映画に取り入れてほしいな。でも、それは実現したとしてもパート3の話になるだろうね(笑)」と答えた。
このほかにも、ちゃめっ気タップリの行動で報道陣を沸かせたダウニーさん。“疲れている日本の大人にヒーローとしてエールを”と記者から求められると「頑張れよ」と一言。さらに記者に対し「だって若そうじゃないか、君何歳だ? 44歳? それじゃもう終わりだな(笑)」とダウニー流のジョークを披露して爆笑を誘った後、「いや、ホントにまだ人生は半分あるし、まだまだわれわれは若いよ!」と、応援の言葉を添えた。
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