ポルシェ、大陸横断ラリーの名を冠した特別仕様車「カイエンS トランスシベリアモデル」:+D Style News
ポルシェが、大陸横断ラリー「トランスシベリア」で活躍した「カイエンS」の特別仕様車を発表。エンジンのパワーアップなどさまざまな仕様変更で、オン/オフロードの双方を楽しめるモデルに。
ポルシェAGは、SUV「カイエンS」が大陸横断ラリー「トランスシベリア」で好成績を残したことを受け、特別仕様車「カイエンS トランスシベリア」を発表した。10月2日に開幕(一般公開は4日)するパリモーターショーで披露し、2009年始めより販売する。日本への導入時期や価格は未定。
4.8リッター自然吸気V8エンジンを搭載するカイエンSをベースに、最高出力405馬力(298kW)/最大トルク500Nmにまでパワーアップ。上位モデル「カイエンGTS」と同等の出力を持つ。トランスミッションも加速性能を重視した設定に調整されている。また、力強い排気音を放つスポーツエグゾーストシステムを標準装備する。
ボディーは4色のバリエーションを展開し、ボディーサイドには希望に合わせ「Cayenne S Transsyberia」のロゴを入れることもできる。オフロード専用ルーフライトも無償オプションとして設定されるが、日本の公道では使用できない。インテリアは各所にアルカンターラ素材をあしらったほか、メータパネルやドアトリム、シートベルトなどにエクステリアと対照的な色合いを採用している。
路面やドライビングスタイルに応じてダンパーの減衰力を無段階で電子制御する「ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム」(PASM)を標準装備するほか、最低地上高を一定に維持するセルフレベリング機能、最低地上高を必要に応じて調整するライドハイトコントロール機能を搭載。さらに4WDシステムには、アクスルのトルク配分をアクティブに制御する「ポルシェ・トラクション・マネージメントシステム」(PTM)を取り入れた。
また、オプションとして「オフロードテクノロジー・パッケージ」を用意。電子制御可変式リアディファレンシャルの採用で、オフロード走破性をより高めることができるほか、スキッドプレート付き高強度ロックレール、強化されたエンジンルーム、燃料タンクとリアアクスルのプロテクター、追加の牽引フックもパッケージに含まれている。
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