ゴージャスケータイの極み――「VERTU」日本上陸、12月に発売:最上位モデルは500万円
フロントフェイスをサファイヤクリスタルが覆い、ダイヤルキーには4.75カラットのジュエルベアリングを搭載――。ゴージャスケータイの代名詞ともいえる「VERTU」の携帯電話が12月にも日本にお目見えする。
Nokia傘下の携帯電話メーカー「VERTU」(ヴァーチュ)が、ブランド10周年を記念した新モデル「New Signature Collection」を発表した。ステンレススチール(160万円)、イエローゴールド(450万円)、ホワイトゴールド(500万円)の3モデルがラインアップされ、同社はこの12月にも日本で発売することを明らかにした。
VERTUはNokiaに所属する独立部門として1998年に設立された携帯電話メーカー。12月にも銀座に旗艦店をオープンする予定で、同店を通じてNew Signature Collectionを発売するという。通信キャリアはNTTドコモ、ソフトバンクモバイルの2社と協議中であるとし、VERTUの特徴であるコンシェルジュサービスについては、提供することのみが決まっており、詳細や料金体系はこれから決定する予定だ。
New Signatureは、フロントフェイスを「サファイヤの海」と呼ばれるサファイヤクリスタルで覆い、ダイヤルキーに合計4.75カラットのジュエルベアリングを採用するなど、厳選した素材のみで作られた高級携帯電話。フロントの各所にゴールド素材を使っており、電子機器として唯一、スイス・アッセイ・オフィスのホールマークが入っている。すべての組み立て工程を、マスタークラフツマンの称号を持つ1人の専属職人が担当し、完成した端末の1台1台にサインが刻まれる。端末の側面には「コンシェルジュキー」が用意され、ワンプッシュでVERTUコンシェルジュに接続。顧客の要望に、世界中どこからでも24時間体制で応じる。
着信音やアラート音には、アカデミー賞音楽賞を受賞したダリオ・マリネッリのオリジナル曲が採用され、演奏はロンドン交響楽団とフルート奏者のアンドレア・グリミネッリが担当した。
New Signature Collectionのイエローゴールド。フロントを覆うサファイヤクリスタルは、2000℃の溶鉱炉の中で2週間以上かけて生成したもの。ダイアモンド刃先の工具のみで切削・研磨加工できる硬度を誇り、傷つく心配がほとんどないという
なお、宝石をあしらった携帯電話については、ソフトバンクモバイルがダイヤ約400個を使った1000万円の「ティファニーケータイ」を発表している。
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