4代目フルモデルチェンジの“王車”ワゴンRはすごかった!:+D Style モテるクルマの選び方(1/2 ページ)
軽ハイトワゴンのパイオニア、ワゴンRが4代目となりました。ユーティリティーはもちろんのこと、デザインも走りも、さらにワクワクさせるものになっています!
突然ですが! 今日本で一番売れてるクルマって、なんでしょ?
ここで焦らしてもナンですので、アッサリ答えを言っちゃいますけど(笑)、チャンプはスズキのワゴンRなんでございますよ。
しかもね、この記録、5年連続だっていうんだから、まさに“王車”じゃ〜あ〜りませんか!(2008年上半期・日本自動車販売協会連合会・全国軽自動車協会連合会発表による)
1993年に誕生したワゴンR。
最初は「なんじゃこりゃ?」って思いませんでした?
私はしょ〜じき、思いました。
だってちょっと独特のスタイリング。真四角で背高で。クルマっていうよりはトラックみたいな印象。鮮烈……というよりは、うん、やっぱり「ぎょっとした」って感じ。
はっきり言って、発表当時はカッコイイなんてぜんっぜん思わなかった(失礼!)。だけどそんなスタイリングがもたらす室内空間の広さや荷室の使い勝手のよさは爆発的にウケました。実際に乗ってみれば、その便利さ、そして思いのほか機敏な走りに、しみじみ「イイジャン!」って感じ入ると思います。私もそのうちのひとり。
みんながそう思った結果、軽ハイトワゴンは各社が最も力を入れる大人気セグメントへと成長します。ワゴンRが切り開いたケモノ道は、競合メーカーがこぞって参入し、ペンペン草も生えないくらいの巨大な舗装道路へ大変貌を遂げました。
そのワゴンRが5年ぶりのフルモデルチェンジです! 乗りましたよ、見てきましたよ! みなさんにとくと、ご紹介したいと思います!
まず、エクステリアです。
こちらは真四角の基本デザインの中で、先代イメージを壊さず、うまい具合に「おめめ大きめ、最近のスズキ顔」に若返りました。キュッとキレ長の現代的な目もとでありながら、親しみやすいフロントマスクになっています。
私が自分の駐車場に止めて、はっとしたのはサイドビュー。
フロントからのショルダーラインとルーフラインが、リアに向けて跳ね上がるようなラインになっています。実際のボディーサイズよりも大きく見えるし、躍動感もあって、走りへの期待も高まりますよね。
インテリアで大きく変わったのはステアリングからニョッキリ生えたコラムシフトが廃止になり、普通のインパネシフトになったこと。
コラムシフトには賛否あったと思います。個人的には、操作性は一気に向上したと感じました。また、シフトノブはインパネに移動したものの、インテリアのスッキリ感に変わりはありません。シボの安っぽさも改善され、全体的に質感が上がったような印象を受けました。
さらに感動したのはシートです。
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