スバル、専用エンジン搭載のハッチバック「インプレッサ WRX STI A-Line」:+D Style News
スバルから従来の「インプレッサ WRX STI」の基本構成を生かし、専用エンジンとトランスミッションを積んだ「WRX STI A-Line」が登場。WRX STIにも一部改良が施される。
富士重工業(スバル)は、乗用車「インプレッサ」のスポーツチューンモデル「インプレッサ WRX STI」の一部改良を行った。専用エンジンとトランスミッションを搭載する「インプレッサ WRX STI A-Line」も新しく設定する。2月24日から販売を開始し、価格はWRX STIが368万5500円、WRX STI A-Lineが315万円。
新設定されたWRX STI A-Lineは、WRX STIの基本構成はそのままに専用の2.5リッター水平対向4気筒エンジンと、スポーツシフトE-5オートマチックトランスミッションを搭載する。
専用エンジンには、シングルスクロールタイプのターボチャージャーを採用。2800回転という低い回転率から最大トルクを発生し、スムーズで力強い加速が可能。吸排気バルブの開閉タイミングをコントロールするデュアルAVCS(アクティブバルブコントロールシステム)が搭載され、低速トルクを向上させるとともに、高回転域までの優れた出力特性も備えた。また、吸気の流れをコントロールし、燃焼効率を高めるTGV(タンブルジェネレーテッドバルブ)などの技術を取り入れ、平成17年排出ガス基準を達成する。
ドライバーが3種類のエンジン特性を任意で切り替えることができるSI-DRIVE(スバル インテリジェント ドライブ)も採用。ステアリングから手を離さずにシフト操作ができるパドルシフトや、マニュアルモードでのシフトダウン時にスムーズな変速を実現する回転数同期制御機能も搭載した。Dレンジのままでも、パドル操作のみで一時的にマニュアルモードに切り替えることができるテンポラリーマニュアルモードも装備する。
前後輪トルク配分を走行状況に応じて連続可変制御するVTD-AWD(不等&可変トルク配分電子制御AWD)を採用し、操作安定性を実現した。安全装備であるVDC(ビークルダイナミクスコントロール)や、クルーズコントロールも標準装備する。
運転席には、8ウェイパワーシートを採用。シートはファブリック/合成皮革に加え、オプションとして本革も用意した。本革シートには、フロントシートヒーターが装備される。
また、新しくなったWRX STIも、8ウェイパワーシート付きの運転席を採用する(オプションのレカロ製バケットタイプフロントシートを除く)。ボディ色には「サテンホワイトパール」を新しく設定した。坂道発進を補助するヒルスタートアシストにキャンセル機能を追加、マルチモードVDCでモード切り替えを行う際の操作方法も変更された。
関連記事
- スバル「レガシィ コンセプト」登場
スバルが将来のレガシィセダンを表現したコンセプトモデルを発表。写真とともに紹介する。 - スバル、「レガシィ コンセプト」の画像を公開
富士重工業が「レガシィ」セダンのコンセプトモデルをデトロイトモーターショーでお披露目する。出展に先駆けて画像を公開。 - ビームス監修の“オシャレ仕様車”――インプレッサ「BEAMS EDITION」
スバルの新型インプレッサに、ビームス監修によるオシャレな内外装を採用したコラボモデル「BEAMS EDITION」が登場。 - +D Style News 東京モーターショー:東京モーターショー、注目の“世界初公開”をチェック
プレス公開が始まった東京モーターショー。世界初公開されるモデルをピックアップして紹介する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.