　アドビシステムズは6月10日、RAW現像ソフト「Adobe Photoshop Lightroom 5」のダウンロード版提供を同日より開始した。パッケージ版は6月21日より販売開始される。価格はパッケージ版が1万6800円、アップグレードおよび乗り換え／特別提供版が1万80円、学生・教職員個人版が6930円。

　定評あるRAW現像ソフトの最新版で、新バージョンでは修正ブラシ機能の強化、水平方向もしくは台形ゆがみを自動的に補正する「Upright」や、中心を外す・あるいは複数のビネット効果を生み出す円形フィルターなどといったツールの新実装と強化が行わている。

　また、実体ファイルが取り外された外付けHDDなどにある状態でも、プレビューファイルに変更を加えると、実体ファイルへも変更が行われる「スマートプレビュー」など使い勝手を高める機能が追加されている。そのほか動画ファイルのスライドショー対応、PNGファイルの読み込み対応、フォトブック作成機能の強化などが行われている。

「Upright」の例

円形フィルターの例

　発売を記念し、6月11日より対象製品購入者へ三脚やバッグ、露出計など撮影を快適にするグッズがあたる「ベストショットを撮ろう！キャンペーン」を実施するほか、6月17日からは「フォト蔵」と共同で「日本遺産」フォトコンテストを実施する。コンテストの最優秀賞者には賞金100万円、Lightroom賞として「Adobe Photoshop Lightroom 5」と3万円分の旅行券などが贈られる。