2画面表示可能タッチパネル液晶にペット検出「FinePix Z700 EXR」
スリムな「FinePix Z」にスーパーCCDハニカムEXRを搭載した「FinePix Z700 EXR」が登場。大画面タッチパネルを生かした2画面表示や液晶回転機能のほか、犬猫検出機能も備えた。
富士フイルムは2月2日、コンパクトデジタルカメラ「FinePix Z700 EXR」を2月22日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万2800円。
厚みを抑えたスリムシリーズである「FinePix Z」シリーズの最新モデルで、最薄部16.9ミリのボディにはシリーズ製品としては始めて、有効1200万画素“スーパーCCDハニカムEXR”を搭載した。
このスーパーCCDハニカムEXRは、「高感度・低ノイズ優先」「ダイナミックレンジ優先」「高解像度優先」の各撮像方式を切り替えて利用できる撮像素子で、本製品の撮影モード「EXR AUTO」ならば6つのシーン認識と3つの撮像方式を組み合わせ、場面に最適な画質での撮影が可能だ。
レンズは35ミリ換算35〜175ミリのフジノン光学5倍ズームレンズ。レンズバリアを押し下げるだけで利用可能となり、屈折式光学系を採用するためズーム時にレンズが飛び出すこともない。
背面にはアスペクト比16:9の3.5型感圧式タッチパネル液晶(46万画素)を搭載しており、液晶画面に触れることで操作する。撮影/再生いずれの場合でも縦画面表示に対応しており、カメラ本体を縦位置にすると自動的にアイコン類も縦位置へと回転する「タテヨコオート」を備えた。また、広大な表示エリアを生かし、プレビュー&サムネイルなど、画像の2枚同時表示も行える。
撮影時の機能として、犬/猫の顔を自動的に検知して自動的にシャッターを切る「ペットシャッター」機能を搭載した。一部の色や品種では検出しにくいケースもあるものの、検出の基になるデータベースを内蔵することで「日本で飼われている犬種の8割、猫種の6割はカバーできる」(同社)。ただし、犬/猫/ヒトの顔情報データベースはそれぞれ別に備え、排他利用する仕組みのため、「1画面に犬と飼い主」のようなシーンでの「犬とヒトの同時検出」は行えない。
そのほか、登録した人物へ優先的にピントをあわせる個人認証や顔検出技術を利用したセルフタイマー「恋するタイマー」、日付/シーン/画像タイプ/顔の要素で検索できる「ピクチャーサーチ」といった機能も備えている。最大1280×768ピクセル(24fps)の動画撮影も可能だ。サイズは98.1(幅)×59(高さ)×20.3(奥行き、最薄部16.9)ミリ。約141グラム(本体のみ)。記録メディアはSD/SDHCメモリーカードに対応する。
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