よりライトに、よりスマートに――「OLYMPUS PEN Lite E-PL1」:レビュー(1/5 ページ)
オリンパス「OLYMPUS PEN Lite E-PL1」は、上位機種の性能をそのままにボディデザインの変更や新UIの導入により、性能と扱いやすさを目指した製品。小さなレンズ交換式カメラが欲しいユーザーに最適だ。
オリンパスのマイクロ一眼「OLYMPUS PEN」の新モデルとして「OLYMPUS PEN Lite E-PL1」(以下 E-PL1)が登場した。OLYMPUS PENシリーズとしては3モデル目にあたり、より初心者向けに仕上げつつ、充実した機能も盛り込んだモデルとなっている。
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よりライトに使えるPEN
E-PL1は、Liteの名前の通り、よりカメラの扱いに不慣れなユーザを対象としたエントリーモデルとして開発されたモデルだ。OLYMPUS PENは第1号機「E-P1」登場後に上位モデル「E-P2」が出ており、E-PL1はシリーズ末弟という位置づけだ。
まず目に付くのが外観の変更だ。E-P1/2はほぼ同じサイズ/デザインでやや横長のボディデザインが採用されていたが、E-PL1では横が凝縮され、本体サイズは114.6(幅)×72.2(高さ)×41.5(奥行き)ミリで、横幅で約6ミリほど小さくなり、高さでは2ミリほど逆に大きく、厚みも6ミリ厚くなっている。全体的にはパナソニック「DMC-GF1」よりコロッとした感じになっている。
基本的なデザインのテイストは変わらないが、グリップは細くなったものの、縦に長く、深くなったので、持ちやすい。E-P1ユーザーとしては、どちらも形状は異なるものの十分持ちやすいと思う。
デザインで大きな変更点は、E-P1/2で本体左側に埋め込まれていたモードダイヤルがシャッターボタンの横に配置され、より一般的な形状となったことだろう。個人的にはこの位置、形状の方が操作しやすい。ただ、それに伴いシャッターボタンが小さくなっている。
背面のボタン配置は大幅に変更されている。まず、背面右上と円形の十字キーの周囲にあったダイヤルがなくなっている。2つのダイヤルが使えるとシャッタースピードや絞りの変更が素早く行えるのだが、E-PL1ではこれが廃止された。この辺りはエントリー向けという位置づけも影響しているようだ。
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