レビュー
「IXY 30S」と夜の動物園で(2/2 ページ)
コンパクトデジカメを選ぶ際、僕が気になるのが、屋内でもブレずに撮れるかということ。そこで“高感度”がウリの「IXY 30S」を夜の動物園に持ち込んだ。
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高性能、多機能の楽しいコンパクトデジカメ
「IXY 30S」を使って気付いたのは、コンパクトデジカメでありながら、デジタル一眼レフを常用している人でも楽しめるという点だ。例えば、シーンモードに用意されている「魚眼風」モードや「ジオラマ風」モードは、本来ならば専用のレンズを用意する必要のある写真を気楽に楽しめる機能だ。
操作については、説明書を読まずとも迷うことなく使うことができた。もっとも、タッチパネル式ならもっと直感的だっただろうと思った。「ここで直接押せればいいのに!」と感じる場面が何度かあった。240fpsの高速撮影も面白い機能だが、このモードは高感度撮影に対応していないので、夜の動物園という今回の環境では活躍する機会がなかった。
筆者はこれまでデジタル一眼レフとEXILIMケータイだけで過ごしてきたが、今回「IXY 30S」を使ってみて、その中間に素晴らしいカメラが存在することに気付いてしまった。デジタル一眼レフとケータイカメラの補完というより、これ1台でいいのではと思ったほどだ。何より、今回の機種はカッコよくて、カワイイ。レッドやイエローといったこれまでにないカラーが魅力的に思えるのは、デザインが良いからだろう。もうすぐボーナスの時期。iPadより気になる存在が現れてしまった。
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