写真で堪能する“攻めのIXY”「IXY 30S」
キヤノンから登場する「IXY 30S」は、シリーズ初の裏面照射型CMOSセンサーやF2.0 レンズはもちろんのこと、そのスタイリングにも大きな特徴がある。“変革”をテーマとしたそのボディデザインをじっくり見てみよう。
キヤノンから5月下旬より販売開始されるコンパクトデジタルカメラ「IXY 30S」は、シリーズ初の裏面照射型CMOSセンサーやF2.0からの明るいレンズはもちろんのこと、そのスタイリングにも大きな特徴がある。“変革”をテーマとしたそのボディデザインをじっくり見てみよう。
IXYシリーズの特徴とも言える鏡胴リングやCurvature(湾曲、曲面)と呼ばれる優麗なデザインはそのままに、IXY 30Sではボディ前面から側面にかけては滑らかなカーブが多く設けられ、「スピード」や「スポーツカー」といった言葉を連想させるイメージを宿している。「確かにIXYなのだが、ひと味違う」という印象だ。
カラーはシルバー、ブラック、レッド、イエロー、ホワイトの5色が用意されており、ボディ素材にはいずれもステンレスを使用しているが、それぞれに仕上げは異なる。シルバーはざらついた質感を出すブラスト処理仕上げ、ブラック/レッド/イエローは3層塗装、ホワイトは下地/ホワイト/乳白色/クリアの4層塗装となっている。ステンレスは塗装のしにくい素材だが、新たな設備投入まで行うことで、この仕上がりを実現したという。
5色の中では比較的コンサバなカラーリングといえるのが、シルバーとブラック。いずれも表面はマット仕上げとなっており、落ち着いた印象となっている。その質感からは、腕時計や工具といった“金属的な道具”を連想させる。
一方、つややかな印象を受けるのがレッド/イエロー/ホワイトの3色。いずれも光沢のある仕上げとなっており、入念な塗装を施されたスポーツカーを連想させる。シルバー/ブラックや「IXY 10S」など既存モデルに比べると金属的な質感は抑えられており、非常に人目を引く仕上げといえる。
F2.0からの明るいレンズや3型ワイド液晶を搭載しながら、サイズは100(幅)×54.1(高さ)×23.6(奥行き)ミリ、約175グラム(バッテリー、メモリカード含む)に抑えられている。スリムさに重点を置いた「IXY 400F」や「IXY DIGITAL 220 IS」に比べるとやや大柄だが、十分、普段使いのデジカメとして携帯できる。
裏面照射型CMOSセンサーと画像処理エンジン「DiGiC 4」を組み合わせた「HS SYSTEM」による映像については、追って紹介する。
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