「クラス最薄」8倍ズーム、6つのブレ補正をカメラが判断する「IXY 600F」
キヤノンが8倍ズームレンズを搭載して「クラス最薄」のズームデジカメ「IXY 600F」を発売する。6つのブレ補正をカメラが判断して切り替える「マルチシーンIS」でさまざまなブレを抑制する。
キヤノンは9月16日、「クラス世界最薄」(同社)のコンパクトデジタルカメラ「IXY 600F」を9月23日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万円前後。
22.1ミリのスリムなボディに、光学8倍ズームレンズ(35ミリ換算28〜224ミリ)を搭載し、室内から屋外での望遠撮影まで幅広いシチュエーションでの撮影に対応する「クラス世界最薄」モデル。既存「IXY 410F」「IXY 210F」も併売され、IXY Fは3モデルでの展開になる。
高倍率ズームモデルながら、「静止画」「流し撮り」「ダイナミック」「ハイブリッド」「パワード」「三脚」と6つのブレ補正をカメラが判断して切り替える「マルチシーンIS」が搭載されており、通常撮影はもちろん、マクロ撮影、流し撮り、望遠撮影、三脚利用のほか、動画撮影を含めたさまざまなシーンで最適な手ブレ補正が行われる。
撮像素子は1/2.3型 有効1210万画素 裏面照射型CMOSセンサーで、画像処理エンジン「DiGiC 4」を組み合わせたノイズ低減/ダイナミックレンジ拡大システム「HD SYSTEM」は既存製品と引き続き搭載される。
シーン認識機能「こだわりオート」は32の撮影シーンをカメラが自動的に判断して適切な撮影設定を施してくれる。識別シーン数は春発表のモデルと変わらないが、逆光時のシーン識別精度が向上している。動画撮影時にも同様のシーン識別/自動設定機能「こだわりムービー」が機能する。
液晶は3型(約46万画素)で、背面にはワンプッシュで動画撮影を開始できる録画ボタンも設けられている。動画撮影は最大1920×1080ピクセル(24fps)のフルハイビジョン記録を行える。映像コーデックはMPEG-4 AVC/H.264。インタフェースにはHDMIも用意されており、撮影した写真や動画をテレビで楽しむことも可能だ。
本体サイズは95.8(幅)×56.8(高さ)×22.1(奥行き)ミリ、約140グラム(バッテリー、メモリーカード含む)。カラーはシルバー、グリーン、パープル、ブラックの4色が用意される。
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