第147回 初詣と雰囲気の関係:今日から始めるデジカメ撮影術(3/3 ページ)
はやいものでまもなく年末年始。年始といえばと初詣。ということで今回は初詣の撮影の話。パチパチ撮るのもいいけれど、せっかくだから年始らしい感じを出したいですねという話。
昼間の初詣を撮る
やっぱり都会の神社は、住宅街の小さな神社でも参拝客が多いなあと思うわけである。小さな氏神様でもずらっと並んでいるもの。
茅の輪があっても「茅の輪くぐり」なんてしてる余裕はなく、ずらっと並ぶ。これは杉並区の八幡神社。これが駅前の大きな古社ともなると道路まで列がはみ出して大変。こういうのは望遠気味で撮ると人の密集感が出る。
さすが、江戸名所図会にも出てくる神社だけのことはあります。それが田舎の神社に来るともう平和な感じで。
ここ、景行天皇の時代(12代の天皇。めちゃ古いが、さすがに単なる伝承だろう)と伝えられるくらいの古社なのだが、拝殿は真新しい。2002年に火事で全焼しちゃったから。
こういうときは由緒書きを何気なく撮っておくのもよい。
地方の小さな神社で、地元の人の初詣ではあらかた終わり、みんな家にはいったりお年始にでかけたりして、ぽつんとお供えや門松が取り残されてる感じもお正月らしくていい。
最後は超有名どころを。
あまりに参拝客が多すぎるので、正月から1週間ほどずらして行ってきました。
伊勢神宮。
内宮では「撮影は石段下でしてください」とあるので石段下から。
華美さはなく、これだけ参拝客が訪れても静寂さがやぶられないのはさすがだが、森の中にあるので、影は暗いし木漏れ日は明るいしで露出を決めづらい。こういうときはややアンダー目で。
でもひとたび参道に出るとこの人混みである。
初詣での写真というと、普通は家族の写真とかみんなで記念写真というのが定番で、実際、そういう写真は撮っておくべきなのだけれども、今回はいろんな神社仏閣のお正月の姿を狙って見た。
で、いくら混雑していても、伊勢へ行ったら赤福は食うのである。
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