MP4記録に対応したスタンダードiVIS 「HF R31」
キヤノンはデジタルビデオカメラ“iVIS”の新製品「HF R31」を発売する。スタンダードモデルに位置づけられる製品で、32倍光学ズームを備えるほかMP4記録に対応した。
キヤノンは1月19日、デジタルビデオカメラ“iVIS”の新製品「HF R31」を3月上旬より販売開始すると発表した。32Gバイトのメモリを内蔵しており、価格はオープン。実売想定価格は7万円前後。
iVIS「HF R21」の後継となるスタンダードモデルで、1/4.85型 総画素数328万画素(動画撮影時有効画素は約207万画素)の「FULL HD CMOS」センサーに、動画撮影時35ミリ換算38.5〜1232ミリ相当の光学32倍ズームレンズを組み合わせた(R21は41.2〜824ミリ相当の28倍ズームレンズ)。焦点距離は「アドバンスドズーム」を利用すれば33.9〜1729ミリ相当とすることもできる。
手ブレ補正には、シーンに合わせて最適な補正方法を「ダイナミック」「パワード」「マクロ」「三脚」の4つの内からカメラが自動的に選択する「マルチシーンIS」を搭載する。カメラが撮影時に状況を自動認識して最適な設定を施す「こだわりオート」は38のシーンを自動認識する。
内蔵メモリは32Gバイトで、AVCHDに加えてMP4での記録が可能となった。MP4記録時の画面サイズは1280×720ピクセルでビットレートは9Mbpsないし4Mbps。AVCHD記録時は従来通り画面サイズ1920×1080ピクセルで、最大ビットレートは24Mbps。
撮影アシスト機能として、「入園・入学式」「運動会」「結婚式」「スポーツ」などのシナリオを選択し、画面の指示に従って撮影を続けていくだけで、ストーリー性のある映像を撮影できる「シナリオモード」を搭載。また、付属ペンで静止画や動画へ自由に書き込みができる「タッチデコレーション」や、27種類のフレーム、7種類のフィルターなど多彩な機能を用意した。
液晶は3型(23万画素)タッチパネルで、本体サイズは54(幅)×55(高さ)×115(奥行き)ミリ、280グラム(撮影時重量)。カラーはシルバーとレッドを用意する。
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