ニコン、高画素化した開放F1.8コンパクト「COOLPIX P310」
ニコンは開放F1.8の明るいレンズを搭載したコンパクトデジカメ「COOLPIX P310」を発売する。既存「P300」より高画素化を進め、ボディーカラーはブラックとホワイトの2色を用意する。
ニコンは2月7日、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX P310」を3月より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万円前後。ボディーカラーはブラックとホワイトが用意され、ホワイトは4月より販売開始される。
「COOLPIX P300」(レビュー)の後継機種で、開放F値1.8の明るいレンズはそのままに撮像素子を1/2.3型 有効1610万画素裏面照射型CMOSセンサーへと高画素化。レンズシフト式手ブレ補正(VR)も引き続き搭載しており、シャッタースピード約4段分の効果を持つ。
レンズはP300同様の35ミリ換算24〜100ミリ相当(F1.8-4.9)の光学4.2倍ズームレンズで、1枚で像面湾曲と球面収差を同時に補正する屈折率2.0以上の高屈折率レンズが採用されてる。
モードダイヤルにはP/A/S/Mの撮影モードが用意されているほか、撮影時に利用できるスペシャルエフェクトはソフト/ハイキー/ローキー/ノスタルジックセピア/硬調モノクローム/セレクトカラー/シルエット/絵画調/高感度モノクロの9種類が用意される。撮影後に適用できるフィルターは、クロススクリーン/魚眼効果/ミニチュア/絵画調/セレクトカラーの5つ。このほか、1920×1080ピクセルのフルハイビジョン動画撮影機能も備える。
背面液晶は3型(92万画素)で、本体サイズは103(幅)×58.3(高さ)×32(奥行き)ミリ、約194グラム(バッテリー、メモリーカード含む)。
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