発売間近「X-Pro1」に人気集中 体験コーナーはつねに30分待ち:CP+ 2012
フジフイルムブースの目玉はなんと言っても発売間近の「FUJIFILM X-Pro1」の実機展示だ。平日にもかかわらず常に30分待ち状態となっていた。
フジフイルムブースの人気は2月18日に発売となる「FUJIFILM X-Pro1」。多くの実機が用意されているにもかかわらず、大人気のためタッチ&トライのコーナーには常に30分待ちの行列ができていた。
外観だけでは“やや大ぶりで重そうなレンジファインダー機”のようなイメージだが、実際に手にしてみると思ったよりも軽いというのが第一印象。グリップには適度な盛り上がりもあって、使い勝手は良さそうだ。
露出制御の基本操作はX100を継承しており、ボディー上部のシャッタースピードダイヤルや露出補正ダイヤル、レンズに設けられている絞りリングを操作する。X100のユーザーからのフィードバックを、ダイヤルの操作感などに生かしたそうだ。露出補正ダイヤルの回転の重さや、1/3段刻みの絞りリングなど、操作感に対するこだわりが感じられる。
XFレンズはコンパクトで軽量だが、金属製の外観は高級感のある作り。さらに、レンズフードもこだわりの金属製で、焦点距離に合わせて最適な形状となっている。また、ショーケースに展示されていたレンズの化粧箱は家電製品ではなく、腕時計などのような高級なものとなっていた。こうしたボディやレンズを含めたプレミアム感がX-Pro1の世界観となっているようだ。
既に発売されている他社ミラーレス機との大きな差別点としては、ローパスフィルターレスによる高画質化があるという。用意されているプリントを見る限り、モアレの発生を抑えるカラーフィルターの工夫によるものか、細かい縞模様や斜め線も問題なく描写されていた。
発売中の2/3型EXR CMOSセンサー搭載機「FUJIFILM X-S1」のコーナーも設けられていた。サイズ的には一眼レフにそう変わらないため、来場者からはX-S1のメリットを問う質問も聞こえたが、ブース担当者は「24〜624ミリ相当の26倍ズームを実現できるのは、2/3型センサーあってのこと」と、2/3型センサーを搭載することで得られるメリットがあることを丁寧に答えていた。
ブース内にはもちろんん、コンパクトデジタルカメラ「FinePix」シリーズも展示されている。別売ケースなども合わせて展示されており、華やかな雰囲気となっている。FinePixの新製品のうち、無線LANを搭載する「FinePix Z1000 EXR」については、スマートフォンやタブレットへのワイヤレス転送も実際に体験できるコーナーが設けられている。
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