写真で見る、もうひとつの「K」 「PENTAX K-01」
ペンタックス「PENTAX K-01」を写真で紹介する。本製品はいわゆるミラーレス構造を採用するが、どちらかといえば既存「K」シリーズの派生モデル、デザイナーズモデルといったニュアンスが強い製品だ。
ペンタックスがまもなく販売を開始するレンズ交換式デジタルカメラ「PENTAX K-01」を写真で紹介する。本製品はミラーボックスや光学ファインダーを搭載しないミラーレス構造を採用するが、どちらかといえば既存「K」シリーズの派生モデル、デザイナーズモデルといったニュアンスが強い製品だ。
デザインを手がけたのは、KDDIが2004年に発売した携帯電話「talby」のデザインでも知られるデザイナー、マーク・ニューソン氏。カメラ本体のみならず、同時発表されたパンケーキレンズ「smc PENTAX-DA40mmF2.8 XS」についても、既存製品「smc PENTAX-DA40mm F2.8 Limited」をもとに同氏がデザインしている。
本体は直線を基調としたデザインで構成されるが、各所は丸みを帯びており金属的な堅さはない。「レッドボタン」や「グリーンボタン」、モードダイヤルや各種ボタンが柔らかな印象を持つ曲線と質感で仕上げられているのも、直線的ながら柔らかいという印象の醸成に一役買っている。
いわゆるミラーレス構造を採用するが、Kマウントレンズが使用可能なこともありボディの奥行きはそれなりにある。本体サイズは121(幅)×79(高さ)×59(奥行き)ミリ(ホットシュー、操作部除く)で、「ミラーレス」という言葉から連想される薄さや軽快さといった要素は残念ながら持ち合わせない。あくまでも、ミラーレス構造はデザインの自由度を高めるために採用されたことが理解できる。
上面と背面のボタン類はシンプル。上面にはシャッターボタンやモードダイヤル、電子ダイヤルのほか、同社おなじみのグリーンボタンやデフォルトでは録画ボタンとして機能するレッドボタン、露出補正ボタンが用意される。ポップアップ式ストロボのロックボタンも上面だ。背面には3型液晶とその脇にAE/ALロック、再生、INFO、MENUボタンなどが並ぶ。
撮像素子はAPS-Cサイズ(23.7×15.7ミリ) 有効1628万画素CMOSセンサーで、画像処理エンジンには動画関連処理の強化された「PRIME M」を組み合わせる。AFは最大81点からフォーカスエリアを選択可能なコントラスト検出式で、測光はTTL撮像センサーによる分割/中央重点/スポット測光を選択可能。撮像素子シフト式のボディ内手ブレ補正機構「SR」も搭載する。
詳細な製品レビューについては後日掲載する。
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