Facebookに投稿された写真をプリント HPらがFacebokアプリ「Timdoo フォトブラウザー」提供
日本HPら3社はFacebookにアップロードされた写真をより快適に閲覧でき、ポストカードなどの注文も可能なFacebokアプリ「Timdoo フォトブラウザー」を提供開始する。
日本ヒューレット・パッカード(日本HP)とTimdoo Inc、不二印刷の3社は5月15日、Facebookにアップロードされた写真を閲覧・活用するFacebokアプリ「Timdoo フォトブラウザー」を5月31日より提供開始すると発表した。既にβ版はサービスインしており、http://apps.facebook.com/timdooapp/より試用できる。
Timdoo フォトブラウザーはFacebook上で公開された写真について、「すべての友人が最近アップロードした写真」「複数の友人の写真をまとめて」などさまざまかたちで閲覧することができるほか、その写真を使ったポストカードやマウスパッド、キーホルダーといったグッズもオーダーできる。
本サービスを開発したTimdoo IncのCEO ジュリアン・クリム氏は、写真がデジタルの時代に入り、flickerやPicasa、photobucketなどに多くの写真がアップロードされているが、facebookはそれを遙かに上まわるペースで写真が投稿されており、その速度は1日2.5億枚にものぼると述べ、他のオンラインフォトサービスに対するTimdooの優位性として、「ソフトウェアのインストール不要」「Facebookにアップロードされている写真をそのまま利用できる」などを挙げ、Facabookを主なSNSとして利用するユーザーにとって利便性が高いと主張する。
Facebookの標準機能で搭載されている写真へのコメント付与、タグ付けはTimdooアプリ上でも行えるが、全フレンドの最新写真閲覧、複数フレンドのアルバム閲覧、タグ検索、Facebookからのシームレスなプリント注文などはTimdooならでは機能としてあげられる。、
印刷について本サービスでは、日本HPのデジタル印刷機「HP Indigo」が導入されている。導入に当たっては印刷品質の高さはもちろんのこと、HP Indigoシリーズの写真分野における専門性の高さが高く評価されたという。関連するフォトグッズの実際の印刷や発送業務は不二印刷が行う。
日本HPの小池亮介氏(イメージング・プリンティング事業統括 グラフィクスビジネス統括本部 デジタルプレスビジネス本部 市場開発部 部長)は「爆発的に増えているデジタルデータを「印刷」を通じて活用できないかと思っていた。データ量の増大についてはソーシャルメディアのの果たす役割は大きく、特にFacebookはこれからの増加率が高く見込める」と今回の取り組みの狙いを話す。
プリントおよびグッズ製作の料金は、ポストカードが8枚1050円、マウスパッドが1050円、キーホルダー(両面カラー印刷、ボールチェーン付き)が840円。送料は630円となる。支払いはPayPalによるクレジットカード決済のみとなる。また、サービスの開始を記念し、Timdoo JapanのFacebookページを「いいね!」をクリック、Timdoo フォトブラウザーをフレンド10人に「オススメ」したユーザー先着500名を対象に、ポストカード1セット(8枚組)を無料で注文できる(送料別)キャンペーンを行う。
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