第3世代Core i7+GT 630Mで7万円台前半の14型ノート――「HP Pavilion dv4-5000」:2012年PC夏モデル
日本HPがホームモバイル向けの14型ノートPC「HP Pavilion dv4-5000」を発表。第3世代Core i7-3612QMとGeForce GT 630Mを搭載し、直販価格は7万円台前半からだ。
コストパフォーマンスを重視した“Ivy Bridge”世代のホームモバイルPC
日本ヒューレット・パッカードは5月2日、14型ワイド液晶ディスプレイ搭載ノートPC「HP Pavilion dv4-5000」を発表した。ラインアップは、上位機「HP Pavilion dv4-5011TX」と下位機「HP Pavilion dv4-5010TX」の2モデル。両方とも同社直販のHP Directplusモデルとして販売する。
下位のdv4-5010TXは同日正午に、上位のdv4-5011TXは2012年5月下旬に発売する予定だ。価格は、dv4-5010TXが7万2870円、dv4-5011TXは9万6600円。ボディカラーは、dv4-5010TXがブラックリコリス、dv4-5011TXはカーマインレッドとなる。
HP Pavilion dm4-5000は、リビングや寝室など家庭内で持ち込んで使うことを想定した「ホームモバイル」向けの14型ノートPC。CPUにTDP(熱設計電力)35ワットの第3世代Core i7-3612QM(2.1GHz/最大3.1GHz、3次キャッシュ6Mバイト、4コア/8スレッド)」とHM77 Expressチップセットを組み合わせた基本システムを採用し、グラフィックスにGeForce GT 630M(グラフィックスメモリ2GバイトGDDR5)を搭載し、従来モデル「dm4-3000」よりもスペックが大きく向上した。NVIDIA Optimusにも対応する。
dv4-5010TXの仕様は、ストレージが500GバイトHDD(7200rpm)、メモリは4Gバイト(PC3-12800×1、空きスロット×1)、光学ドライブはDVDスーパーマルチ。14型ワイド液晶ディスプレイの解像度は1366×768ドットだ。dv4-5011TXは上記のスペックから、ストレージがキャッシュ用の32GバイトSSD(mSATA)とデータ保存用の750GバイトHDD(7200rpm)を組み合わせた構成になり、「インテル スマート・レスポンス・テクノロジー」により起動時間やシャットダウンの時間を約半分に短縮したという。また、光学ドライブがBD-ROMドライブとなるほか、Office Personal 2010(SP1)が付属する。
インタフェースは共通で、SDXC対応SDメモリーカード/MMCに対応するカードスロットをはじめ、USB 3.0×2、USB 2.0×1、アナログRGB出力、HDMI出力、音声入出力、約102万画素のWebカメラなどを搭載する。ネットワーク機能は、ギガビットLANとIEEE802.11b/g/nの無線LAN、およびBluetooth 4.0を備える。Beats Audioスピーカーとサブウーファーは従来モデルから引き続き搭載する。
バッテリー駆動時間は約8時間と、従来モデルよりも1時間ほど長くなった。本体サイズは345(幅)×236(奥行き)×30.5〜37.5(高さ)で、重量は約2.25キロ。OSは64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)をプリインストールする。
関連記事
- “第3世代Core i7”搭載の「HP Pavilion Desktop PC h8-1290jp/CT」を徹底チェック
“Ivy Bridge世代”に進化した日本HPのハイエンドミニタワーPCを速攻かつ詳細にレビュー。Core i7-3770Kを同2600Kに載せ換えて、性能、発熱、消費電力の比較もしてみた。 - 2012年PC夏モデル:Ivy Bridge世代のハイエンドタワーが7万円台から――「HP Pavilion Desktop PC h8-1290jp/CT」
「HP Pavilion Desktop PC h8-1290jp/CT」は、第3世代Core i5/i7とIntel Z75 Expressを採用したミニタワー型PC。ハイエンドモデルながら、7万円台から購入できる。 - 2012年PC春モデル:SSD+HDDで高速・大容量を実現した14型ワイドノート――「HP Pavilion dm4-3000」
ホームモバイル向けの14型ワイドモデルに新シリーズの「HP Pavilion dm4-3000」が登場。コンパクトなボディにデュアル構成のストレージや外付けグラフィックスなどを搭載する。 - ガラス張りの“プレミアムUltrabook”――「HP ENVY14 SPECTRE」に誘惑される
安さもキーワードの1つであるUltrabookだが、価格競争が加熱し過ぎると、仕様が画一化してきて、面白みがなくなったりもする。日本HPの「HP ENVY14 SPECTRE」は、思い切って高級志向に振ることで、既存のUltrabookに一石を投じる存在だ。 - 2012年PC春モデル:日本HP、ガラスを多用した高級志向の14型Ultrabook「HP ENVY14 SPECTRE」
「HP ENVY14 SPECTRE」は“プレミアムUltrabook”を標ぼうする高級志向の14型Ultrabook。ディスプレイ、天面、パームレスト、タッチパッドにガラスを用いたデザインが特徴だ。 - 性能とデザインの美しい融合――「ENVY15-3000」にうっとりした
ENVYブランドを冠した日本HPの新鋭機「ENVY15-3000」。前回のフォトレビューに続いてパフォーマンスや使用感をチェックしていこう。これはいいものだー。 - 日本HP、5万円を切る17型ワイド液晶搭載ノート「dv7-6c00」など3製品を発売
日本ヒューレット・パッカードは、個人ユーザー向け春モデルとなるノートPC/デスクトップPC計3製品を発表した。 - Core i5+128GバイトSSD搭載の13.3型Ultrabookが8万円切り――「HP Folio 13-1000」に迫る(前編)
HP初のUltrabook「HP Folio 13-1000」が日本上陸。ワールドワイドでPCを多数展開する同社らしい手堅い作りと低価格が魅力の1台だ。2回に渡ってレビューをお届けする。 - 2012年PC春モデル:8万円を切る13.3型ワイドのUltrabook――「HP Folio 13」
日本HPが投入する“Ultrabook”は、13.3型ワイドのボディにCore i5と128GバイトSSDを搭載し、約9時間のバッテリー性能を実現。直販価格は7万9800円だ。 - 2012年PC春モデル:フルメタルボディが美しい15型ワイドノートPC――「HP ENVY15-3000」
高級感あふれる「ENVY」シリーズに15型モデルが登場した。近接センサーと連動して光るキーボードバックライトなど、使い心地を追求した機能が目を引く。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.