シグマ、大口径望遠マクロのフラグシップ「SIGMA APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM」
シグマは180ミリ以上の焦点距離を持つマクロレンズとしては世界で初めて(同社)、光学式手ブレ補正機構を搭載した「SIGMA APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM」を発売する。
シグマは7月13日、大口径望遠マクロレンズ「SIGMA APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM」(キヤノン用)を7月20日より販売開始すると発表した。価格は20万1000円。シグマ、ソニー、ニコン用も用意される(発売日未定)。
180ミリ以上の焦点距離を持つマクロレンズとしては「世界で初めて」(同社)、光学式手ブレ補正機構を搭載したほか、等倍撮影可能な180ミリ望遠マクロとしてはこちらも初というF2.8の明るさも実現している。最大倍率は1:1で、最短撮影距離は47センチ。
14群19枚のレンズには蛍石と同等の性能を持つFLD(“F”Low Dispersion)ガラスを3枚を採用することで軸上色収差と倍率色収差を補正するほか、設計段階からフレアとゴースト対策を施し、また、スーパーマルチレイヤーコートによってもフレアとゴーストの発生を抑制している。
フォーカスにはフローティングインナーフィーカスを採用することで撮影距離の変化に伴う非点収差と歪曲収差も抑制、超音波モーター「HSM」によって高速かつ静かなAFも実現した。搭載する手ブレ補正「OS」はシャッタースピード4段分の効果を発揮する。
バヨネットマウントを真ちゅう製としたほか、ボディ各所にも金属バーツを多用することで剛性を高めた。サイズは95(最大径)×203.9(全長)ミリ、1640グラム。パッケージにはケース、フード、フードアダプター、三脚座が付属する。
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