ペンタックス「PENTAX MX-1」はInternational CESにて発表され、CP+でも展示された高級コンパクトデジカメだ。5月3日の販売開始に先駆けて実機をお借りしたので、写真で紹介する。価格はオープンで、実売想定価格は5万円前後だ。
International CESやCP+ではシルバーモデルも展示されていたが、国内販売はブラックモデル(クラシックブラック)のみ。真ちゅうを利用した上下カバーもブラックに塗装されいるが独特の質感となっており、また、真ちゅう+塗装なので、使い込む内にほどよく四隅の塗装が薄れ、こなれていくのではないかと予感させる。
背面に上下チルトの液晶(3型/92万画素)を搭載する関係か、ボディサイズは約122.5(幅)×60(高さ)×51.5(奥行き)ミリ、約391グラム(バッテリー「D-LI106」、SDメモリカード含む)とやや大きめ。ポケットに入れてさっと取り出して撮る、というよりもレザーなど金属の質感にマッチした両つりストラップを自分で用意して、首から下げて携行するのが似合うだろう。
レンズは35ミリ換算28〜112ミリ相当の光学4倍ズームレンズで、レンズ構成は非球面レンズ4枚を用いた8群11枚構成。NDフィルターを内蔵しており、F1.8- F2.5と明るいレンズを活用できる。FAQによればフィルターは取り付け不可となっている。
操作インタフェースはごく一般的なもので、上面に撮影モードと露出補正のダイヤル、ズームレバー一体型のシャッターボタンを配置。背面には電子ダイヤルや同社製品ではおなじみのグリーンボタンなどを用意する。側面には内蔵ストロボのポップアップレバーがある。ホットシューは用意されておらず、また、純正アクセサリーも現在のところリモコン程度しか用意されていない。
メニュー構成は同社コンパクトデジカメよりも、一眼レフ「K」シリーズやミラーレス機「Q」シリーズに近く、「INFO」ボタンを押せば選択している撮影モードで設定可能な項目が1画面に示され、さらに細かな設定を施したいときには「MENU」ボタンから項目を選ぶ。K-5 II/IIsなどKシリーズのような詳細な撮影設定は用意されていないが、必要にして十分な撮影設定が用意されている。
使い勝手や画質など、詳細なレビューは後日掲載する。
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