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世界最薄“パンケーキズーム”、オリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」
沈胴式構造などの採用によって、レンズ交換式標準ズームレンズとしては「世界最薄」(同社)となる「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」をオリンパスが発売する。
オリンパスは1月29日、マイクロフォーサーズ規格に準拠した交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」を2月下旬より販売開始すると発表した。価格は4万2000円(税抜)。
同日に発表されたOM-Dシリーズのエントリーモデル「OM-D E-M10」のキットレンズとしても選択されている標準ズームレンズ。沈胴式構造などの採用によって、レンズ交換式標準ズームレンズとしては「世界最薄」(同社)という、パンケーキレンズなみとなる22.5ミリの厚さを実現している。
焦点距離としては既存「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 II R」と同様ながら、最短撮影距離は20センチ(テレ端25センチ、最大撮影倍率は0.45倍相当)とより被写体に接近しての撮影を行える。なお、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 II Rと同等の描写を実現するため、非球面レンズ3枚を含むレンズ構成はほぼ同一とされている。
「EZ」の文字が示すように電動ズームとなっており、ズームリングの回転角度に応じた2段階変速構造を採用する。沈胴位置からの起動はカメラ本体の電源と連動するため、利便性も高い。オプションとして自動開閉キャップ「LC-37C」が用意される。サイズは60.6(最大径)×22.5(全長)ミリ、93グラム。
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