“場の雰囲気”をまるっと残す、レンズが2つの不思議なカメラ「PowerShot N100」で遊んでみよう(2/2 ページ)
前作はシャッターボタンがなかった。最新作はレンズが2つ。なんともアグレッシブなシリーズである。撮る人と撮られる人を同時に撮るとどうなるか、そんなカメラのファーストインプレッションをお届けする。
新しい写真に出会える機能がコレだ!
もうひとつ紹介したい機能が「クリエイティブショット」だ。
1回シャッターを切るだけで、構図や色を変えた6種類(オリジナル画像も含まれる)の写真を撮影できるというもの。機能自体は「PowerShot N」にも搭載されていたが、ストロボブラケット撮影とフィルター効果の追加が行われ、よりバリエーション豊かな写真を自動で撮影できるようになっている。
こう語られると、「ふーん」という一言で終わってしまいそうだが、実際に試してみるとこれが結構面白い。
カメラがシーンや被写体、光の状態や動きをなどを瞬時に解析し、自動でさまざまなエフェクトをかけて仕上げてくれる。なにしろ毎回違った写真が出来上がるので非常に興味深い。知らず知らずのうちに、色々な写真を撮ってはその変化を楽しんでしまうのだ。
エフェクトもぼかしやジオラマ処理といったものからカラーフィルター、構図の切り出しにサイズの選択・回転処理など非常に多様なので、「これが同じ被写体?」と思えるほどの新しい発見がそこにはあり、写真の面白さ奥深さを簡単に体験できるのだからイイ。ほんと、これはオススメの機能です。
N100はニューコンセプトモデルの第二弾として、デュアルキャプチャーというなかなか斬新な機能を搭載して登場したカメラではあるが、レンズは広角24ミリ〜120ミリに対応した光学5倍ズーム。開放でF1.8と明るく、最短撮影距離は3センチとマクロも強い。画像処理エンジンも最新の「DIGIC 6」を搭載しているので動作も機敏。Wi-Fi機能も搭載しているので、同社のスマホ用アプリ「CameraWindow」を使えば写真の送信やリモート撮影も可能と、奇抜なだけのカメラではない。
筆者も含め、なんか最近のデジカメはつまんないなーと思っていた方は、ぜひとも手に取ってもらいたいカメラである。
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