シグマ、RAW現像ソフト「SIGMA Photo Pro 6.0.6」を公開
シグマがRAW現像ソフトの最新版「SIGMA Photo Pro 6.0.6」のダウンロード提供を開始した。
シグマは9月3日、「dp2 Quattro」「DP Merrill」シリーズ、「SD1」「SD1 Merrill」に対応したRAW現像ソフト「SIGMA Photo Pro 6.0.6」を公開した。
本バージョンでは、特定の被写体を撮影した画像の解像感を向上させたほか、カラーモードの「ニュートラル」において、赤系の被写体の色飽和を抑えディテールの再現性を向上させるパラメータを組み込むなどの変更が行われている(dp2 Quattroの「ニュートラル」以外のカラーモードについてはパラメータの変更はない)。
そのほか、カラーやモノクロームを問わず、現像保存したJPEG画像やTIFF画像がまれに複数重なって1つの画像になってしまうバグを修正したほか、SIGMA Photo Pro 6.0.6 Windows版ではネットワークドライブのショートカット登録やEドライブを超える複数の接続があるコンピュータ環境で起動できない、あるいは起動後の動作が不安定になる現象を改善。またSIGMA Photo Pro 6.0.6 Macintosh版でスペイン語環境での表示文字の最適化を行っている。
なおSIGMA Photo Pro 6.0.6は、前述のとおりdp2 QuattroとMerrillシリーズおよびSD1のRAWデータにのみ対応しており、それ以外のシグマ製デジタルカメラで撮影したRAWデータ(X3Fファイル)は、「SIGMA Photo Pro 6.1」の公開まで、従来のSIGMA Photo Pro 5.5.3を利用する必要がある。
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