望遠側でも明るいレンズが魅力のコンデジ5選
コンデジでも暗所に強く、ボケのある写真が撮りたいというニーズが多いため、最近では明るいレンズの製品が数多く登場している。使い勝手も考慮して、ここではズームを搭載しつつも明るいレンズを持つコンデジをチョイスした。
最近のコンデジは明るいレンズを搭載した「プレミアムコンパクト」と呼ばれるカテゴリーが人気で、各社とも力を入れている。コンデジでもボケのある写真を撮りたい人にとってはうれしい限りだ。画質重視の単焦点モデルからも選びたいところだが、使い勝手が多少制限されるので、ここでは新製品を中心にズームが100ミリ以上(35ミリ換算)で、望遠にしても明るいコンデジを紹介しよう。
PowerShot G7 X(キヤノン)
24ミリ〜100ミリの光学4.2倍ズームを搭載し、広角側でF1.8、望遠側でもF2.8の明るさを持つ、PowerShotシリーズの最新モデル。この明るいレンズに1.0型の大型CMOSセンサーを組み合わせることで大きくぼかすことが可能だ。さらに9枚羽根の円形絞りを採用しているので、キレイな丸ボケが楽しめる。
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COOLPIX P7800(ニコン)
28ミリの広角側はF2.0、望遠側は200ミリでF4.0の明るさを持つ大口径レンズを搭載した高画質モデル。電子ビューファインダーとバリアングル液晶を備えており、自分好みのスタイルでアングルを決めやすい。2013年秋モデルというのもあるが、ISO感度が3200(拡張で6400)というのが若干物足りなさを感じる。
STYLUS 1(オリンパス)
光学ズーム10.7倍、28ミリ〜300ミリという幅広い焦点距離を持ちながら、ズーム全域でF2.8の明るさを実現する製品。一見、デジイチのようなスタイルで大きくて重そうな印象を受けるが、幅は116.2ミリ、重さも402グラムとなかなかコンパクトに収まっている。小型で明るい望遠が欲しい人は要注目。
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FUJIFILM X30(富士フイルム)
クラシカルテイストのボディに28ミリ〜112ミリ、光学4倍ズームを搭載したコンデジ。2/3型の「X-Trans CMOS II」センサーとローパスレス構造を組み合わせることで高い解像力を実現。同社のフィルムテイストを再現してくれるシミュレーションモードも搭載されており、フィルムを使っていたユーザーにはうれしい限り。
EXILIM EX-100(カシオ計算機)
28ミリ〜300ミリの幅広い焦点距離を持ちつつ、ズーム全域でF2.8を実現する大口径レンズを搭載したモデル。この機種は「2軸ブラケティング」機能を持ち、フォーカスと絞り、明るさとホワイトバランスといった2つの撮影パラメータを3段階変化させて一度に9パターン撮影可能。色々な表現で撮影してみたい人にオススメだ。
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