さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。新宿ニコンサロンで、2014年11月18日から開催予定の辰巳唯人写真展「Inside/Outside」を案内する。
一日のうち、昼夜の入れ替わる夜明けと夕暮れのわずかな時間帯だけは、トンネル内外の光量が等しくなり、特別な操作なしに内と外を連続的に再現することが可能になる。
作者は、遠くの出口が、闇に浮かぶ惑星のように見えるのではないかと期待していた。
画面に現れたのは、調和というよりは、内/外、昼/夜、地上/地下といった異質なものどうしが境界を接してせめぎあう緊張や違和感のようなものであった。
半円形に枠どられた開口部の風景は、全体の画面の中に入れ子状に存在するもう一つのイメージである。それは、厚紙を望遠鏡のように丸めて外を眺める子供時代の遊びを思い出させもした。
作者は、トンネルという人工の地下空間を、様々な隠喩や想像力と接続させる場として利用しながら、見ることそれ自体が一つの出来事として経験されるようなイメージのあり方を提示したいと考えている。
11/22(土)13:00〜14:00 ギャラリートーク開催
写真展の詳細
名称 | 辰巳唯人写真展「Inside/Outside」 |
---|---|
開催期間 | 2014年11月18日(水)〜11月24日(月) |
開館時間 | 10時30分〜18時30分(最終日15時終了) |
定休日 | 会期中無休 |
入場 | 無料 |
会場 | 新宿ニコンサロン |
関連記事
- ここまで写る、画角94度のワイドな世界――ニコン「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」
ニコンから明るさと携帯性を兼ね備えた使い勝手のいい超広角レンズが登場。いつもの見慣れた風景を、ひと味違ったワイドな雰囲気で写せる。 - 写真がもっと楽しめる、チルト対応のフルサイズ一眼レフ――ニコン「D750」
ニコンの新しい一眼レフとして「D750」が登場。51点AFや秒間6.5コマの連写など、フラッグシップ「D810」に迫る高機能を備えつつ、可動式モニターを採用することで撮影領域をさらに広げたモデルだ。 - AF性能強化、ISO 409600対応の新フラグシップ ニコン「D4S」
ニコンが開発発表を行っていたフラグシップ機「D4S」を3月に発売する。AF性能や画質も強化され、プロのワークフローを支える機能も多く備えた。 - ベース感度ISO 64を実現、3635万画素ローパスレス仕様フルサイズ「D810」
ニコンがフルサイズ機「D810」を発売する。新開発のローパスレス 有効3635万画素フルサイズセンサーを搭載し、同社デジタル一眼レフとして初めてベース感度ISO64を実現した。 - ニコン、連写に強い軽量フルサイズ「D610」
ニコンがフルサイズセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラ「D610」を発売する。基本スペックは既存「D600」と共通するが、「静音連続撮影モード」の搭載など連写性能を高めた。 - ニコン、「D5300」や「Nikon 1 V3」などが対象のキャッシュバックキャンペーン
ニコンイメージングジャパンが、デジタル一眼レフカメラ「D5300」「D3300」やミラーレス一眼「Nikon 1 V3」「Nikon 1 J4」「Nikon 1 S2」「Nikon 1 AW1」「COOLPIX S6900」を対象にしたキャッシュバックキャンペーンを実施する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.