さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。ソニーイメージングギャラリー 銀座で、2016年1月15日から開催予定の写真家 冨樂和也×五感演出ディレクター 大高啓二(「高」は旧字のはしごだか)作品展「New2 York」を案内する。
スポーツカメラマンからオールジャンルフォトへのシフトをする為に2003年〜2007年の間ミラノに住み、総括として2009年に写真展「ミラノな日々」を開催しました。ヨーロッパや日本を主戦場に撮影してきたのですが、ふと気がつくとニューヨークの今を見ていないことに気づきました。2001年の9.11以降にニューヨークへ訪れておらず、どうしても復興した姿を見たいと思い、昨年の1月に行くことを決心。以前からニューヨークに通っていた友人で、五感演出ディレクターの大高啓二氏に誘われるまま渡米。以前とは劇的に変化したニューヨークの姿に刺激され、新しく生まれ変わったニューヨークをテーマに写真展をする事を決めました。そして昨年の1月と12月に仕事で訪れた際に撮りためた冬のニューヨークを最新の五感表現で展示したいと、大高氏にコラボレーションを打診しました。
ニューヨークには日々「New(新しい)」があります。毎日のように新しいレストラン、新しいショップ、新しいパフォーマンス、新しいチャレンジ、新しい表現があり、訪れる度に変化するニューヨークを感じる事ができます。一緒に旅をした大高氏に“今の”ニューヨークの様々なアートシーンから実際に体感したものを、「見る×聞く×触れる×香る×感じる」演出で今回の写真展に取り入れていただきました。今のニューヨークを見て、都会の喧騒を聞き、空気に触れ、風を肌に感じ、街の香りが鼻孔をくすぐる。大高氏の“五感演出”により、最新のニューヨークを歩いているかのようなリアリティのある写真展を目指しました。そして今回、Love(愛のある空間)、Live(心に残る感動空間)、Life(心を動かす喜びを伝える空間)、Like(楽しい発見がある空間)という4つ“L”をコンセプトに、それぞれの空間を演出しています。
この「New2 York」展をご観覧していただいた皆様には、ニューヨークの一日を“五感”で共有して頂けると思っています。この写真展名「New2 York」のNew2にはNew(新しい)New Yorkと、大高啓二氏と冨樂和也がコラボレーションする事により、二乗になる “New(新しい)”という意味が込められています。そしてこの二人の感じた「New2 York」はニューヨークの映像と五感演出が化学反応した写真展なのです。
2015年12月 写真家 冨樂和也 × 五感演出ディレクター大高啓二
写真展の詳細
名称 | 写真家 冨樂和也×五感演出ディレクター 大高啓二作品展「New2 York」 |
---|---|
開催期間 | 2016年1月15日(金)〜2月4日(水) |
開館時間 | 11時00分〜19時00分(最終日15時終了) |
定休日 | 無休 |
入場 | 無料 |
会場 | ソニーイメージングギャラリー 銀座(ソニービル6階) |
関連記事
- 比類なき最高峰のコンデジ ソニー「RX1R II」はどう進化したか
35ミリフルサイズのセンサーを搭載しながらも、レンズは35ミリ単焦点というコンパクトデジカメ「RX1R II」。残念ながら発売が延期になってしまったが、その孤高とも言える性能は着実に「RX1R」から進化を遂げていた。 - 本格的な映像作品にも手が届く超高感度ミラーレス機――ソニー「α7S II」
超高感度ミラーレス機「α7S」の後継機にふさわしい、豊かな階調表現とダイナミックレンジの広さが魅力のソニー「α7S II」。新たに追加されたボディ内手ブレ補正機能と、大幅に強化された動画機能に確かな手応えを感じた。 - 高速連写や4K動画が堪能できるRXの高倍率ズームモデル――ソニー「RX10 II」
全域F2.8のズームレンズに1型センサーを搭載したソニーのハイエンド機「RX10」。その上位機種にふさわしい性能を備えた「RX10 II」が登場した。さらに強化された電子シャッターと4K動画撮影機能を徹底検証した。 - 飛び出るような立体感と臨場感を表現――ソニー「Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS」
ソニーからフルサイズに対応したミラーレス用の超広角ズームが登場。遠近感を強調して迫力のある表現を狙ったり、立体的で奥行きのある構図を作るのに最適な1本だ。 - Eマウントユーザーなら一度は試すべきレンズ――ソニー「Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA」
フルサイズのEマウントカメラ「α7」シリーズに対応する大口径単焦点レンズ「Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA(SEL35F14Z)」をインプレッション。明るいだけではなく、格調高い表現力を持つ35ミリレンズだ。 - フルサイズならではの立体感と4240万画素による豊かな描写――ソニー 「α7R II」
高解像度が魅力の「α7R」をベースに、ボディ内蔵の5軸手ブレ補正を搭載し、高感度特性も向上させた「α7R II」。その描写力はいかほどのものかチェックした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.