何度もうわさされてきたAmazon.comのタブレットが端末が2011年後半に出荷されると中国時報系列の工商時報が部品業者の話として報じている。
米Amazon.comが2011年下期にタブレット市場に参入――中国時報系列の工商時報が部品業者の話として報じている。
アジア圏の経済ビジネス情報を伝えるNNAが伝えるところによると、この“Amazonタブレット”の製造を手掛けるのはノートPC受託製造大手の台湾Quanta Computer(広達電脳)。
Amazonタブレットの製造には、Amazon.comの電子書籍専用端末「Kindle」などにも採用されている電子ペーパーディスプレイ(EPD)の生産を手掛ける台湾のE Ink Holdingsがかかわっている。同社は、その前身であるPrime View International(PVI)が2009年に米国の電子ペーパー最大手だったE-Inkを買収して生まれたディスプレイ製造大手。同社がPVI時代の2007年に買収した韓国Hydis Technologiesの有するFSS(Fringe Field Switching)技術を用いたIPS/FFSモード液晶がAmazonタブレットに採用される見込みで、E Ink Holdingsは、台湾の中小型液晶パネルメーカーと同技術を導入した生産ラインをQuantaに振り向けることで協議しているという。
Amazon.comは2011年3月、Android搭載スマートフォンおよびタブレット向けのアプリストア「Amazon Appstore for Android」を設立していることを考えれば、AmazonタブレットはAndroidを搭載する可能性が高い。
このタブレットの出荷は下半期からとされており、2012年上半期には月平均80万台ペースを計画しているという。
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