シャープは、XMDFコンテンツを作成できるXMDFビルダーなどの制作ツールを無償化。出版社、電子書籍制作会社向けに提供を開始した。同時に情報サイトも開設している。
シャープは7月26日、同社の電子書籍フォーマット「XMDF」形式のコンテンツを作成できる「XMDFビルダー」の新バージョンをリリース、出版社、電子書籍制作会社向けに無償での提供を開始した。同時に、XMDFの情報提供サイト「XMDF情報スクエア」を正式オープンしている。
無償公開されている制作ツールは、「XMDFビルダー3」「Hybridコンバータ」「確認用PCビューア」。これらのツールは無償で利用可能だが、ダウンロードには会員登録が必要となっている。一部はGPL/LGPLソフトウェアとなっており、これらのソースコードは会員登録にかかわらずダウンロード可能。確認用PCビューワに用いられているWebkit(r70098)のほか、XMDFビルダー3に用いられているスペルチェッカー「NHunspell」やFFmpegなどのソースコードが確認できる。
XMDF制作ソフトの無償化は何をもたらすか?
シャープ、XMDF制作ソフトウェアを無償化へ――7月から配布
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