米国のIT系ニュースサイト「The Verge」によると、米Googleのエンジニアが、一般的なPC用スキャナー部品や家庭用掃除機を組み合わせて自作した書籍スキャナー「Linear Book Scanner」を公開し、特許もオープンソース化したとのこと。
Linear Book Scannerは、書籍ページをスライドさせつつ、掃除機の吸引で1ページずつめくり、見開きスキャンしていくという制作費1500ドル程度(約11万円)の単純ロボット。ビデオを見ると一見複雑な装置にみえるが、実際の構造はきわめて単純で、最大のキーポイントは吸引口に付けられた“ページめくり刀”部品にある。1000ページの書籍を90分で全スキャンできたとのこと。
Googleでは特許もオープンソース化し、誰でも類似装置を制作・販売できるようにしている。“非破壊”型の方法を模索している自炊マニアや電子工作マニアには、挑戦に値するとても面白いプロジェクトだろう。
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