新潮文芸振興会主催の第27回三島由紀夫賞・山本周五郎賞の選考会が開かれ、三島賞に本谷有希子さん、山本賞に米澤穂信さんが選ばれた。
5月15日、第27回三島由紀夫賞(以下、三島賞)と山本周五郎賞(以下、山本賞)の選考会が行われ、三島賞に本谷有希子さんの『自分を好きになる方法』、山本賞に米澤穂信さんの『満願』が選ばれた。
2つの賞はともに1988年に設立され、三島賞は純文学、山本賞は大衆文学を主な対象としている。過去には、高橋源一郎さんの『優雅で感傷的な日本野球』(第1回三島賞)、舞城王太郎さんの『阿修羅ガール』(第16回三島賞)、宮部みゆきさんの『火車』(第6回山本賞)、森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』(第20回山本賞)などが受賞している。
受賞者には、それぞれ正賞の記念品と、副賞の賞金100万円が贈られる。贈呈式は6月27日に開かれる予定。
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