出版業界ニュースフラッシュ 2015年2月第2週

文理の買収を発表した学研出版ホールディングスなどが話題に。

» 2015年02月16日 13時00分 公開
[新文化通信社]
新文化通信社
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

ブックオフ、PB本が累計200万部突破

ブックオフコーポレーションは2月13日、ブライベートブランド(PB)の書籍『めいろ』と『おえかき』(各税込み200円)を初版各3万部で発売した。全国の一部ブックオフチェーン店舗で取り扱う。

 同社は2012年、絵本や学習ドリルなどのPB商品の展開を開始。今回の2点を含めて計74アイテムとなり、その累計発行部数は202万4000部におよぶ。

「サッカー本大賞2015」、『サポーターをめぐる冒険』が大賞受賞

 カンゼンは2月11日、東京・台東区の秋葉原UDXシアターで同社主催の「サッカー本大賞2015」を発表。同日に授賞式を行った。大賞には『サポーターをめぐる冒険』(中村慎太郎著/ころから)、翻訳サッカー本大賞には『孤高の守護神 ゴールキーパー進化論』(J・ウィルソン著、実川元子訳/白水社)、読者賞に『通訳日記 ザックジャパン1397日の記録』(矢野大輔著/文藝春秋)が選ばれた。

学研出版ホールディングス、文理を買収へ

 学研出版ホールディングスは3月3日付けで文理の普通株式63.3%を取得し、子会社化する。株式価額は約16億円。

 文理は1950年に創業。小・中・高校用の学参や教科書準拠版などを手掛け、2014年10月期は売上高37億2700万円を計上していた。

 学研出版ホールディングスはデジタル教材などの新規事業、データベース統合による効率化などでシナジー効果を図る。

Copyright 2015 新文化通信社 All Rights Reserved.