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Jコミ、絶版の読み切りマンガで52万5000円の広告料を作者へ

Jコミは、β2テストとして無料配布している新條まゆさんの「放課後ウエディング」について、新條さんに渡る広告料金が52万5000円となったことを公表した。

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絶版の読み切り作品で52万5000円が作者へ


新條まゆさんの「放課後ウエディング」

 Jコミは1月25日、β2テストとして無料配布している新條まゆさんの「放課後ウエディング」について、新條さんに渡る広告料金が52万5000円となったことを公表した。

 Jコミは、ラブひなや魔法先生ネギま!(ネギま!)などの作品で知られる“漫画屋”赤松健氏が、「作家がもうからないと未来につながらない」という信念の下で主宰する広告入り漫画ファイル配信サイト。無料配布されるPDFファイルには広告が入っており、その広告がある一定回数以上クリックされると、マンガの作者に広告料の純利益が渡るという仕組みとなっている。現在は2011年初頭の正式公開に向け、β2テストを展開中だ。

 β2テストでは、一般企業から有料で出稿を受け、実際にどの程度の額が作者に渡るのかが注目されていたが、50ページの読み切り作品でこれだけの成果が上がったこで、Jコミのモデルが十分成り立つことが証明された格好だ。

 β2テストでは、スーパージャンプで連載されていた樹崎聖氏(原作・梶研吾氏)の「交通事故鑑定人 環倫一郎」も、コミックス全18巻が1月25日から無料配布されている。放課後ウェディングのダウンロード数が1月26日時点で約4万2000件なのに対し、交通事故鑑定人 環倫一郎はすでに累計で7万5000件に達している。広告枠も放課後ウェディングの3枠と比べ、複数用意されており、こちらの成果も気になるところだ。

 Jコミでは、今回の結果を受け、今後すべての作品が同様の結果に至るとは限らないとしながらも、絶版マンガやコミックス未収録の読み切りを持っている作者に向け、参加を呼び掛けている。


赤松氏のブログでは、今回の結果をこのようなイラストで祝っている(出典:(株)Jコミの中の人)

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