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第35回「横溝正史ミステリ大賞」受賞作出ず
203作品の応募があったものの、選考委員は「該当作なし」と決定。第35回の選考委員は有栖川有栖さん、恩田陸さん、黒川博行さん、道尾秀介さんの4名。
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4月17日、KADOKAWA主催による第35回「横溝正史ミステリ大賞」の選考会が行われた。203作品の応募が集まったものの、大賞に該当する作品は選出されなかった。
同賞は1980年、私立探偵・金田一耕助が登場する推理小説など、50年に渡り探偵小説を執筆し続けた作家・横溝正史にちなんで設立。未来のミステリー作家の発掘を目的としており、オリジナルで未発表のミステリー小説を広く募集している。大賞には賞金400万円と金田一耕助像が贈呈される。
過去の受賞作には、作詞家として著名な阿久悠さんの『殺人狂時代ユリエ』(第2回大賞)、山田宗樹さんの『直線の死角』(第18回大賞)、元お笑い芸人という経歴で話題を呼んだ藤崎翔さんの『神様の裏の顔』(第34回大賞)などがある。
第35回の選考委員は有栖川有栖さん、恩田陸さん、黒川博行さん、道尾秀介さんの4名。選評は6月12日発売『小説 野性時代7月号』に掲載される予定となっている。
第36回の作品募集も開始しており、締め切りは11月5日まで。原稿枚数は、ワープロ原稿は40字×40行で88枚以上200枚以内、手書き原稿は400字詰め原稿用紙350枚以上800枚以内で、選考会は2016年4月に行われる。
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