エンタープライズ:ニュース | 2002/11/21 20:45:00 更新 |
米AMD、新ロードマップを公開、2004年前期に90nm/SOIの64bitプロセッサ3種類を投入
米AMDは開催中のCOMDEX/Fall 2002において、プレス向けに2004年前半期までのプロセッサロードマップを公開し、2004年前半期に、コードネーム「Athens」、「San Diego」、「Odessa」という3種類の64ビットプロセッサを投入することを明らかにした。
米AMDは開催中のCOMDEX/Fall 2002において、プレス向けに2004年前半期までのプロセッサロードマップを公開し、2004年前半期に、サーバ/ワークステーション向けプロセッサOpteron(「Athens」:コードネーム)、デスクトップ向けAthlon 64(「San Diego」:コードネーム)、モバイル向けMobile Athlon 64(「Odessa」:コードネーム)という3種類の64ビットプロセッサを投入することを明らかにした。
米AMDがCOMDEX/Fall 2002で公開したプロセッサロードマップ。2004年前半期の予定が明らかになった
Athens、San Diego、Odessaはいずれも、90ナノメートルプロセスおよび、SOI(Silicon on Insulator)技術によって製造する。ロードマップによれば、2004年の時点で、32ビットプロセッサはサーバ/ワークステーション向け(2wayまで対応)の「Athlon MP(Barton MP:コードネーム)」のみになる。
OpteronのSPECint、SPECfpによるXeonとの性能比較(Opteronは予測値)
また米AMDは、Opteronの「SPECint 2000」「SPECfp 2000」による性能予測値を初めて公開し、インテルの「Xeon」と比較して、整数演算、浮動小数点演算の両方において、より低いクロックでより高い性能を発揮できるとした。クロックの向上にともなう性能向上の度合いもXeonよりもずっと大きくなっている。なお、Athlon 64のデータに関しては示さなかった。
Opteronを2基搭載した、米ニューアイシスの1Uサイズサーバ。米マイクロソフトの、Windows NTを開発したプログラマのデビッド・カトラー氏の部屋にはこのサーバがあり、Windows .NET Server 2003の開発に使われているという
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[佐々木千之,ITmedia]