comdex/fall 2002 レポート
COMDEX/Fall 2002がいよいよ11月18日に、ネバダ州ラスベガスのLas Vegas Convention Centerで開幕する。恒例となっている前夜のビル・ゲイツ氏によるキーノートでは、新しいOfficeアプリと、新しいネットワーク家電向け技術を初めて公開したほか、「デジタルの10年」を標榜するマイクロソフトにふさわしい、数多くの製品や技術を紹介した。
新着記事

▼11月28日の記事

Opinion:セキュリティ展望――Webサービスは信頼できるか?
企業を支えるインフラはウイルスをはじめとするさまざまな脅威にさらされ、場当たり的な対策は行き詰まりの様相を示している。セキュリティ問題の解決策は、いったいどこにあるのだろう? COMDEX Fall 2002で行われたディスカッションから、そのヒントの一部を紹介する。


▼11月26日の記事

Opinion:デスクトップの将来−−わたしにはさっぱり分からない
COMDEX/Fallで、HPは「車の将来形」のビジネスコンピュータ版についてプレゼンテーションを行った。しかし、ハードウェアのプロトタイプは、お世辞にも感動的とはいえないものだし、HPの描くコミュニケーションとコラボレーションのビジョンは、想像の枠を超えるものではない。


▼11月25日の記事

次世代Crusoeのパフォーマンスは本物か
Transmetaが次世代256ビットCrusoe“Astro”のデモを行っている。これを見る限り、Astroのパフォーマンスは、Pentium 4も目じゃないというほどの驚異的なものだ。ここまで高速化された理由は?

マルチプロセッササーバに対するMSの姿勢に変化
Microsoftは過去数年にわたって、サーバに搭載されるCPUの数が比較的少なくても大半の仕事がこなせると言い続けてきた。しかし、Intelプロセッサを搭載しつつ大規模なサーバの登場とWindows新版のリリースが近づいたことを受けて、同社はこのトーンを変化させている。


▼11月22日の記事

Opinion:CEOたちのスローガン−−未来は顧客のもの
COMDEXの基調講演でCEOが話すことは、いつも事前に予想できる。テクノロジー業界経済の見通しは依然として不透明なままだが、壇上に立ったさまざまなCEOは、陽気に話すように必死の努力を重ねていた。

Opinion:64ビット論争は空騒ぎにすぎない
AMDは「COMDEX/Fall 2002」でラウンドテーブルセッションを開いた。参加者が64ビットコンピューティングの長所について議論しているのを聞いていたとき、直感的に気が付いた。議論すべきことは何もない64ビットの討論なのだ。


▼11月21日の記事

米AMD、新ロードマップを公開、2004年前期に90nm/SOIの64bitプロセッサ3種類を投入
米AMDは開催中のCOMDEX/Fall 2002において、プレス向けに2004年前半期までのプロセッサロードマップを公開し、2004年前半期に、コードネーム「Athens」、「San Diego」、「Odessa」という3種類の64ビットプロセッサを投入することを明らかにした。

大幅に強化されるOutlook 11
MicrosoftはCOMDEXでOffice 11の海外記者向け説明会を開いた。そのポイントの1つがOutlookの大幅な強化だ

「UnitedLinux V.1.0」が予定通りリリース……COMDEX/Fall 2002で発表
コネクティバ、SCOグループ、SuSE Linux、ターボリナックスの4社協業による企業向けLinuxプロジェクトユナイテッドリナックス(UnitedLinux)は11月19日、開催中のCOMDEX/Fall 2002において、プレスカンファレンスを開催し、予定通り「UnitedLinux V.1.0」をリリースしたと発表した。


▼11月20日の記事

Keynote:「Athlon 64」はAMDにとって天国の扉になるか? ルイズ氏の初挑戦は大成功
米AMDのヘクター・ルイズ社長兼CEOがCOMDEXのキーノートに初挑戦した。顧客を中心にした革新というメッセージや「Athlon 64」ブランドの発表を無難にこなし、最後にはボブ・ディランの「天国の扉」の替え歌を、AMDプロセッサ搭載のミュージックワークステーションの助けを受けながら演奏まで披露した。

Opinion:テクノロジーの躍進をリードしたいマイクロソフト
マイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏が満席にはならなかったCOMDEX/Fallの基調講演で、幾つかのデモを見せ、テクノロジーの新化をリードする同社を印象付けた。しかし、そのコストと実用性を見ると、肝心なのは「われわれが支持するかどうか」だ。

サン、COMDEXでLinuxセキュリティアプライアンスを発表
サン・マイクロシステムズがLinuxベースのセキュリティアプライアンスを発表する。チェックポイントのファイアウォールとVPNが組み込まれている。

AMD、COMDEX/Fallで「Athlon 64」発表
AMDのHector Ruiz氏は、COMDEXの基調講演でコンシューマー向け64ビットプロセッサの正式名称を「Athlon 64」と発表。顧客ニーズ中心の技術革新を進めるという同社の企業戦略をアピールした。

National Semiconductor、MS SPOT用チップセット開発を正式発表

米AMD、次世代デスクトップ/モバイルプロセッサのブランド名「AMD Athlon 64」発表
AMDは、COMDEX/Fallにおいて、コードネーム「Clawhammer」と呼ばれていたデスクトップ/ノートPC向け次世代プロセッサのブランド名を「AMD Athlon 64」に決定したことを明らかにした。AMD Athlon 64搭載システムは、早ければ2003年第1四半期後半にも登場する。

COMDEXで「UnitedLinux」デビュー、レッドハット打倒へ気勢
Linux市場のレッドハット支配を阻止するため、競合する企業のSuSEとSCOグループが手を組んだ。その共同事業の成果である「UnitedLinux」がCOMDEX/Falで発表された。

“信頼性の実現”は、Microsoftの「10年計画」
MicrosoftはCOMDEX開催中のラスベガスで海外プレス向けのラウンドテーブルを実施。その中で最も強調されたのは、「信頼性の高いコンピュータ環境」についての取り組みである。Palladiumなどのセキュリティの新技術は、同社の全体戦略の中でどう位置づけられているのだろうか


▼11月19日の記事

Keynote:「サンがコンピューティングをシンプルにする」とマクニーリーCEO
COMDEX/Fall 2002初日、HPのフィオリーナ氏に続くキーノートスピーカーは、サン・マイクロシステムズのスコット・マクニーリー氏だ。観客の期待通りの毒舌で、IBMやマイクロソフトをこき下ろした。

Gates氏がCOMDEX/fallで語った“モノ”
Gates氏は恒例となったCOMDEX前夜の基調講演で、“スマート”な家電やOffice11の新アプリなどさまざまな製品を紹介した。新たなメッセージを示すよりも、「今は可能性でしかないことを実現する」道程において、その具体的な成果と計画を提示することに時間を割いた格好だ。

ハイウェイパトロール御用達のTablet PC
COMDEXの会場の外に止まっていたハイウェイパトロールカー。そこにはなんとヘビーデューティ仕様のTablet PCが搭載されていた

Keynote:「HPならすべてが可能になる」とHPの力をアピールするフィオリーナCEO
18日に開幕した「COMDEX/Fall 2002」のキーノートに、新HPの会長兼CEOカーリー・フィオリーナ氏が登場。「すべてが可能に」という、タイトルでスピーチした。マイケル・カペラス社長の辞任に話が及ぶことはなかった。

ガジェットの熱気に包まれるCOMDEX
今年もCOMDEXには多数のガジェットが集まっている。DellとHPの新PDAが発表されたほか、Nokiaのカメラ/携帯電話一体型デバイスやIntel設計のポータブルビデオプレーヤーなど多種多様な製品が姿を見せている

「ポータブルはすべてタブレットに」――MS CEOの予言
MicrosoftのBallmer CEOの予想では、この先Tablet PCとノートPCのコスト差はなくなり、ポータブルマシンにはすべてタブレット機能が載るようになるという

Windows .NET Server 2003、3度目の延期
Windows .NET Server 2003の正式リリースが来年4月に延期された。その後継版も遅れるが、同社は代わりにWindows XPの後継OSの開発を前に進めようとしているようだ

各社がMedia Center PC発表

AMD、COMDEXでOpteronベースの64ビットWindows OS搭載サーバのプロトタイプをデモ
AMDはCOMDEX/FallでOpteronマシン上で64ビットWindows OSをデモした。32ビットのMicrosoft Office XPを走らせるデモも行い、32/64ビットアプリケーション間でのデータおよびファイルの互換性を実証したという。

Ballmer氏「Tablet PCはノートPC以上の普及へ」

MS、DellとHPの新PocketPCを紹介
MicrosoftはCOMDEXでの発表に先立ち、DellとHPの新しいPocketPCを紹介した


▼11月18日の記事

Keynote:MS Officeの新アプリや「スマートな」家庭向け機器を披露したゲイツ会長
COMDEX/Fall 2002の開幕を翌日に控えた11月17日夜、米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長兼チーフソフトウェアアーキテクトによる恒例の基調講演が、ラスベガスのMGMグランドホテルのグランドシアターを埋めた数千人の観客を前に行われ、新Officeアプリ「OneNote」などを披露した。