エンタープライズ:ニュース 2003/04/26 13:31:00 更新


Windows Server 2003への移行を支援するデル

デルが顧客によるWindows Server 2003への移行を支援する。既に9000のPowerEdgeサーバでWindows Server 2003を稼動させており、そうしたノウハウが生かされる。ガートナーでは、企業に対して2003年第4四半期までにWindows NT 4.0からWindows Server 2003に移行することを勧めている。

 デルコンピュータは米国時間の4月24日、Windows Server 2003への移行を支援するサービスを提供すると発表した。同社は、マイクロソフトがサンフランシスコで開催したServer 2003のローンチイベントにもプラチナスポンサーとして参加し、すべてのPowerEdgeサーバ、Dell|EMCブランドおよびPowerVaultブランドのストレージで同最新OSをサポートすることを明らかにしたほか、ItaniumベースのPowerEdgeサーバも参考出展された。

 デルでは、既にナスダックやケンタッキー州教育省を含む顧客らの9000台に上るPowerEdgeサーバでWindows Server 2003を稼動させている。

 調査会社のガートナーは、企業に対して2003年第4四半期までにWindows NT 4.0からWindows Server 2003に移行する計画を立てるべきだとし、さらに2004年末までにすべてのミッションクリティカルなサーバの移行を完了することを勧めている。

 Windows NT 4.0のサポートが打ち切られることもあるが、デルでソフトウェア担当の副社長を務めるピート・モロウスキー氏によれば、NT 4と比較してWindows Server 2003は、同じ構成のPowerEdgeサーバで約2.5倍のバフォーマンス向上が見られるという。

 また、デルでは、同社オンラインストアのプラットフォームとしてWindows Server 2003を配備することも明らかにしている。既にカナダのサイトで稼動しているほか、年内に米国と南米、2005年春までには欧州とアジアにも拡大していくという。

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[ITmedia]