| エンタープライズ:ニュース | 2003/09/16 14:31:00 更新 |

明日から開幕SunNetwork 2003、3日間の概要を先取り
Orion、Mad Hatterだけではない統合製品発表が控えていたSunNetwork 2003カンファレンス。明日から開幕となった前日、記者会見で3日間の概要が披露された。
すでにほかの記事でも幾つか報じられているように、米国にて9月16〜18日まで開催されるサンの「SunNetwork 2003」カンファレンスの柱は、「Project Orion」の価格発表、そしてLinuxデスクトップの「Project Mad Hatter」の詳細披露だといわれている。
2日間を費やして発表されるものは、ほとんどがソフトウェアと統合された製品、安価なミドルウェアおよびサーバ、SPARC Solarisも含まれるという。さらにサンにとっての新たな試みも控えている。

Orionについてはこれまでにもさまざまな情報が飛び交っているが、なかなか詳細が見えなかったMad Hatterも見逃せない。そして「Javaデスクトップ」と呼ぶデスクトップ製品も発表を控える。この展開は、どのようなものが提供できるのかを追求するものだとコメントされ、サンにとって新たな試みになるという。例えば車のパーツそのものを販売するのではなく、車そのものを販売していくようなイメージだと語る。
また、これらを象徴するものとして「サンにおける個々のソリューションを一連の製品グループでまとめ、ユーザーの問題解決を行っていくことが発表の柱となる」とコンセプトを明らかにした。
初日となる16日にはスコット・マクニーリーCEOを始めソフトウェア統括を行うジョナサン・シュワルツ氏による基調講演が予定され、今回のカンファレンスに関してのトピックが語られる。シュワルツ氏からは前述したOrion、そしてMad Hatter、続けて統合製品が披露される。
17日には、ストラテジーマーケティングについてがマーク・トリバー氏から、1U、2Uなどの低価格サーバについてはニール・ノックス氏から披露される予定だ。さらに、SPARC Solarisだけでなく、グリッド製品に関しても商用で応用可能なものが発表される。ハードウェア発表が主となる日だ。
最終日となる18日には、スコット・マクニーリーCEOをはじめ、サンラボを統括するジム・ミッチェル氏が登場し、前日までの発表が統括される見込みだ。ゲストには公開暗号鍵の開発参加メンバーでもあるホイット・ディフィー氏が加わり、セキュリティ全般に関しての取り組みが語られる。
関連記事関連リンク
[木田佳克,ITmedia]
