特集
2004/03/16 23:59 更新


特集：第3回　JBuilderで体験するアプリケーション開発の流れ (2/5)


Webアプリケーションのコンテキスト作成

　次にWebアプリケーションのコンテキストを作成する。Webアプリケーションのコンテキストは、Webコンテナへ配布するWebアプリケーションパッケージ（WAR）に対応するものだ。作成するには「Webアプリケーションウィザード」を使用する。「ファイル｜新規」メニューを選択して、オブジェクトギャラリを表示し、「Web」タブをクリックする。ここで、「Webアプリケーション」を選択すればよい。

fig3_02.gif

画面2■オブジェクトギャラリで「Webアプリケーション」を選択


　ウィザードでは、Webアプリケーションの名称とディレクトリを設定する。この名称は、WARファイル名に対応するものだ。ここでは、それぞれ「mywebapp」と指定することにしよう。次に「JSP/サーブレットフレームワーク」の項目で、「Struts 1.0」を選択する。

fig3_03.gif

画面3■Webアプリケーションウィザード


　画面3では、「OK」ボタンをクリックすることでウィザードが終了する。

入力データ保持を担うActionFormの作成

　続いてデータを保持するActionFormを作成する。このモデルBeanは、入力されたEメールアドレスを保持する。「ファイル｜新規」メニューを選択し、オブジェクトギャラリの「Web」ページから「ActionForm」を選択する。

fig3_04.gif

画面4■ActionFormを選択


　ウィザードの最初のページでは、ActionFormクラスの情報などを設定する。

fig3_05.gif

画面5■ActionFormウィザード（1/3）


表1■ActionFormウィザードでの設定値−その1
項目
値
WebApp mywebapp
Struts設定 WEB-INF/struts-config.xml
クラスパッケージ mywebapp
ActionForm EmailActionForm
ベースクラス org.apache.struts.action.ActionForm

　次のページでは、ActionFormのフィールドを定義する。このウィザードでは、既存のJSPに含まれるフォームからプロパティを取得したり、個別に作成することができる。ここでは、「追加」ボタンをクリックしてフィールドを追加する。

fig3_06.gif

画面6■ActionFormウィザード（2/3）


表2■ActionFormウィザードでの設定値−その2
名称
型
email java.lang.String

　最後のページでは、追加オプションの設定を行う。ここでは、以下のように設定する。

fig3_07.gif

画面7■ActionFormウィザード 3/3


表3■ActionFormウィザードでの設定値−その3
項目
値
struts-config.xmlに追加 （チェックする）
フォームBean名 emailActionForm
reset()メソッド本体を作成／置換 （チェックしない）
元のファイルのvalidate()メソッド本体をクリア （チェックしない）

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[藤井　等，ITmedia]

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